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銀河に口笛 角川文庫
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銀河に口笛 角川文庫

朱川湊人(著者)

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銀河に口笛 角川文庫

733

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2013/07/25
JAN 9784041009215

銀河に口笛

¥733

商品レビュー

3.3

14件のお客様レビュー

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2023/07/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

朱川湊人お得意のノスタルジック小説。SF気はあっても、ホラーっぽくないのがちょっと新鮮か?ただ、この手の小説は作者のものだけでなく、結構な弾数が出揃っていて、その中から抜け出しているくらいかというと、ちょっと疑問符。 基本は王道のノスタルジック路線。中年にまで成長した語り手役が、少年時代を思い出し、主人公の不思議な少年や幼馴染の仲間と過ごした2年ほどの小学校時代を思い出す形式。 小学生らしい冒険譚の中に、当時も現代にも顕在する困った問題、貧困やジェンダーやハラスメント、老人介護、交通事故等がテーマとして取り上げられている。 主人公の反則禁じ手をもってしても、その場を収め離だけで安易に解決させないそれらの問題が、苦みとしてノスタルジーのやるせなさを引き出しているあたりは、さすが名手の技使い。

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2018/10/30

ずっと過去形で語られているので、どういう終わり方をするのかとハラハラしながら。。。 結果、素敵な終わり方でしたが。 正体は謎のままだけれど、大切なのはそこではなく 彼らと過ごした子供時代なのだろう。。 同級生の女の子とか、救われない部分もあったけれど 本当に、人はいつ大人に...

ずっと過去形で語られているので、どういう終わり方をするのかとハラハラしながら。。。 結果、素敵な終わり方でしたが。 正体は謎のままだけれど、大切なのはそこではなく 彼らと過ごした子供時代なのだろう。。 同級生の女の子とか、救われない部分もあったけれど 本当に、人はいつ大人になるのだろう。。 いつから、色々とあきらめてしまうのだろう。

Posted by ブクログ

2018/02/21

昭和40〜50年代に小学生だった著者と同世代の人でなければたぶんツライ。どんぴしゃの世代なら、オレンジ色の空と歩道橋と建物、この表紙だけで郷愁に浸れそう。 あのとき「ボク」たちが流れ星を追いかけた先にたたずんでいた「キミ」。35年前のことを回想しながら、ボクはもう会えないキミに...

昭和40〜50年代に小学生だった著者と同世代の人でなければたぶんツライ。どんぴしゃの世代なら、オレンジ色の空と歩道橋と建物、この表紙だけで郷愁に浸れそう。 あのとき「ボク」たちが流れ星を追いかけた先にたたずんでいた「キミ」。35年前のことを回想しながら、ボクはもう会えないキミに語りかける。キミはきっと宇宙人。 ウルトラマンに仮面ライダー、(たぶん)カンロ飴と、その頃を懐かしむ要素がいっぱい。だけど、ノスタルジックな小説の名手にしては期待値より上とは言えなくて、阪本順治監督の『団地』(2015)を観たときのような気分です。

Posted by ブクログ

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