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今日マチ子(著者), 藤田貴大(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 秋田書店
発売年月日 2013/07/13
JAN 9784253105033

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商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2022/03/26

恋人なら時機が来たら別れられるけど、 私は私を別れさせることができない。 死なない限り。 どんなに私を嫌いになってしまったとしても。 自我にとらわれて逃れられなくなってしまった人の複雑ないったりきたりがリアルに描かれていたと思う。 描画のシンプルさに比べて話の内容がかなり入り...

恋人なら時機が来たら別れられるけど、 私は私を別れさせることができない。 死なない限り。 どんなに私を嫌いになってしまったとしても。 自我にとらわれて逃れられなくなってしまった人の複雑ないったりきたりがリアルに描かれていたと思う。 描画のシンプルさに比べて話の内容がかなり入り組んでいたこの裏切られ感が未だにどうにも処理できずにいる。よい意味で。

Posted by ブクログ

2020/11/23

リフレイン。 脚本と作画、 それぞれ自分の理想を具現化する。 そのずれが面白い。 ささくれを。ぴーっと剥くと。カラダを一周する、夢を見た。 死に直面しない唯一の方法は、自分が死ぬこと。   前の仕事忙しくてさ。あのままだと、死んだ母親のこと。忘れちゃいそうだったからさ。

Posted by ブクログ

2020/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

演劇には疎く、マームとジプシーも藤田貴大も名前しか知らないという程度なのだけれど。 おそらくふたりの相性抜群というか、お互いに魅力を引き出し合っているのだろう。 リフレイン……というか、アラン・ロブ=グリエのヌーヴォー・ロマン「快楽の館」を思い出した。 「快楽の館」レビューで書いたのは、(以下引用) ◇起きていること自体は単純なもの。 ◇小説に限らず映画、絵画すべて「お話のある芸術」には当てはまることだが、「何を伝えるか」同様に「何を伝えないか」が作品を決定する。 ◇読者を翻弄する。 ◇スポットのあたらない箇所、カメラの向けられない箇所、言及されない箇所をずっしりと袋に詰め込み背負ったまま、繰り返す。 ◇繰り返し、ズレていく。食い違っていく。 ◇すさまじく客観的な描写だが、スポットをどこに置くか、取捨選択においては極めて主観的。 ◇そんな酩酊状態に叩き込まれる、語り手からの「だがそんなことはどうでもいいではないか?」 ◇そしてローレンの眼のなかにはなにもない。 ◇わけがわからないなりに「体験」だった。 (引用以上)つまりリフレインの中で見せたり見せなかったりしながら、ズレや食い違いを見せることで、想像させる。 読者を(観客を)創造行為に引っ張り込む。 と、いう特徴に加え、百合、少女、嘘、とくれば、好きでないはずがない。

Posted by ブクログ

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