商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2013/07/18 |
| JAN | 9784480015761 |
- 書籍
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社会心理学講義
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社会心理学講義
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商品レビュー
4.3
45件のお客様レビュー
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すごく面白かった。 自分の価値観が広がっていく瞬間が、読書をする中で随一の快感である。 個人に主体があるという概念が近代以降のものだとは思いもよらなかった。社会あるいは集団の中の個人、そして社会または集団を別個のものとして、もしくは実体的なものとして研究しても答えは出ない。認識とはあくまでも社会と個人の相補的なものである。 まさに目から鱗だ。だが同時に、納得感が強い。こうして変化することにより、私自身の自己の同一性が保たれているのだろう。そして、認知不協和状態になると、安定させようと自己を変化させる。それの限界が訪れた時に、自身の変化が難しい時や、折り合いがつかない時──人は精神が参ってしまうのではないか? 特に今は仕事の影響で私自身が脅かされている印象があり、その意味でも本書は有益だった。 第13講では日本の異文化受容について触れていた。日本人が特殊な民族だという信仰こそが、異文化受容を進めることになるという。〈外部〉と〈内部〉の融合を阻止するが故に、〈外部〉の内部化に成功するのだ。印象的な一文があった。 「日本の西洋化の背後に見るべきは、新しい物好きで好奇心旺盛な模倣者でなく、荒々しい野生の外部を馴致された〈外部〉とすり替えて内部化する奇術師の姿でしょう」 そのほかにも、印象的な文言が数多くあった。 以下にいくつかを備忘のために記す。 矛盾が創造を生む泉である。 知識とは常識を破壊する運動である。 常識や従来の理論ではうまく説明できないから、矛盾が起きる。 心の論理にしたがい、社会と歴史の文脈でしか生きられない人間という存在に対する侮辱、これが合理性の正体です。 そして、今の自分に一番、響いた言葉が後書きにあった。 「確かに迷いは誰にもあります。私などは今でも迷ってばかりです。しかし文科系の学問なんてどうせ役に立たないと割り切って、自分がやりたいかどうか、それしかできないかどうかだけ考えればよいのだと思います。落語家もダンサーも画家も手品師もスポーツ選手もみな同じです。やりたいならやる。親や周囲に反対されてもやる。罵られても殴られても続ける。才能なんて関係ありません。やらずにはいられない。他にやることがない。だからやる。ただ、それだけのことです。研究者も同じではありませんか。 死ぬ気で頑張れと言うのではありません。遊びでいい。 人生なんて、どうせ暇つぶしです。理由はわからないが、やりたいからやる。 それが自分自身に対する誠実さでもあると思います」
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とても深く歯応えのある内容だが、講義録なので読み易くはある。行動経済学とか以前に、社会と個人の関係を考えるのならば、基礎知識として本書を読んでおく必要があるだろう。
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前半は研究などを交えて心理学を紹介している。ファーストアンドスローやhuman kindなどで読んだ内容が多いが説明が厚めでより理解か深まった。特に認知不協和はページがさかれている。終盤は日本人や日本文化について書かれていて良い観点がえられた。
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