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ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ
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ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ

米澤鐵志【語り】, 由井りょう子【文】

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ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2013/07/13
JAN 9784092271661

ぼくは満員電車で原爆を浴びた

¥1,045

商品レビュー

4.6

19件のお客様レビュー

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2024/08/25

1945年8月6日の朝、米澤鐡志さん(当時11歳)は母親と二人で広島・舟入本町に住む祖父母の家へ行くため広電に乗車していました。 その車内て被爆したそうです。 「電車内被爆者」の米澤さんの語りを、由井りょう子さんが文章にした作品になります。 爆心から750メートルの場所にい...

1945年8月6日の朝、米澤鐡志さん(当時11歳)は母親と二人で広島・舟入本町に住む祖父母の家へ行くため広電に乗車していました。 その車内て被爆したそうです。 「電車内被爆者」の米澤さんの語りを、由井りょう子さんが文章にした作品になります。 爆心から750メートルの場所にいながら助かったのには、様々な奇跡が重なったようです。 ①車内は超満員でぎゅうぎゅう詰めの人の真ん中 に埋もれていた。 ②その電車は当時珍しい鋼鉄製だった。 ③被爆した瞬間、福屋百貨店という八階建ての建物の真横にいた為、さえぎられた。 他にもいくつか理由は考えられるようですが、本当に奇跡ですね。 とは言え、高熱が2週間も続き、頭髪が全部抜けるなど死の淵をさまよったそうです。 一緒に被爆した母親は9月1日に亡くなり、その母乳を飲んでいた幼い妹も亡くなりました。 米澤さんは50年以上も「語り部」を続けてきたそうです。 (2022年に他界されています) 今現在、実体験を語れる方は少ないでしょう。 先日読んだ「ある晴れた夏の朝」 (原爆投下の是非をアメリカの高校生が討論するという内容) の中で原爆肯定派の発言に 「原爆で亡くなった人々は、はたして本当に、罪もない人々だったのでしょうか?」 というものがありました。 これは当時日本には〝国家総動員法〟という法律があり、国民全員か兵士なのでは? との考えから出た発言になります。 しかし本書を読んでやはり、「罪もない人々」だなと。 みんな懸命に生きているだけですね。 二冊続けて原爆関連の本を読み、先月は広島平和記念資料館を訪れました。 私なりに考えを深めていこうと思います。 本書は、ねこがすきさんのレビューで知りました ありがとうございます^⁠_⁠^

Posted by ブクログ

2024/08/23

2024/08/23 小学生に読ませたい。 はだしのゲンを思い出す。同じ場面のことを書いているので、重なるところがたくさん。 事実を淡々と書いてあることが余計にひどさを感じる。

Posted by ブクログ

2024/08/17

 1945年8月6日の朝、爆心地近くで被爆した11歳の少年が見たあの日のヒロシマの話。  作者は語り部として活動を続けてこられた米澤さん。  爆心地から700メートルほどしか離れていない、満員電車の中でその時を迎えた少年が見た、この世のものとも思えない光景。  この本を選んだ...

 1945年8月6日の朝、爆心地近くで被爆した11歳の少年が見たあの日のヒロシマの話。  作者は語り部として活動を続けてこられた米澤さん。  爆心地から700メートルほどしか離れていない、満員電車の中でその時を迎えた少年が見た、この世のものとも思えない光景。  この本を選んだのは、その前に原爆の詩集を読んでいたからでした。詩ではない、体験談の文章として読んでみたいと思ったためです。  出身県が広島でも、長崎でもなく、語り部の方の話を聴く機会は今までありませんでしたが、この本の文章は易しい言葉で、目の前にいる自分に対して語りかけてくださっているようでした。現地で体験した人にしか語ることのできない言葉で、感情的になるのではなく、訴えかける話でした。  まえがき、あとがきを含めて、どんな想いが込められているのか、その片鱗を感じるだけでこみ上げるものがありました。  自分だけが見た幻覚ではないのかと思うようなあの地獄絵図を、他の語り部や文芸作品として残しておられる方のことを知って、ああ自分が見たものも同じだったと改めて感じておられるところが、とてもリアルな感情であると感じます。  絵にも文章にもできずに亡くなっていったたくさんの方々のことを、思い出すのも気が狂いそうな恐ろしい記憶を掘り起こして伝えようとしてくださる方がいることを、戦争を体感していない世代だからこそ忘れてはいけないと、強く思います。  読めてよかった、知れてよかった一冊です。  いつか、姪にも読ませたいです。

Posted by ブクログ

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