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中世ヨーロッパ社会の内部構造
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中世ヨーロッパ社会の内部構造

オットーブルンナー【著】, 山本文彦【訳】

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中世ヨーロッパ社会の内部構造

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 知泉書館
発売年月日 2013/06/01
JAN 9784862851567

中世ヨーロッパ社会の内部構造

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2015/07/10

ヨーロッパ中世史・近世史研究に多大な影響を与えたオットー・ブルンナーによるヨーロッパ中世史を概観する論文の翻訳。教会と世俗の二元性、法についてのゲルマン的観念、封建制(レーン制)の実態、貴族や都市の位置づけなど、扱われている主題は極めて多岐にわたる。ここでブルンナーが試みているの...

ヨーロッパ中世史・近世史研究に多大な影響を与えたオットー・ブルンナーによるヨーロッパ中世史を概観する論文の翻訳。教会と世俗の二元性、法についてのゲルマン的観念、封建制(レーン制)の実態、貴族や都市の位置づけなど、扱われている主題は極めて多岐にわたる。ここでブルンナーが試みているのは、"Land und Herrschaft"について指摘される、ヨーロッパ中世史を特徴づける「構造」の静態的記述にとどまらず、教会と世俗、国王と貴族、農民といったヨーロッパ中世社会の基本単位が中世全体を通してどのような関係に立っていたのか、その中で、世俗の領域においてどのように行政国家が成立していったのかを時系列的に描き出すことである。そのため、わりあい短い論考ながらも、極めて示唆に富む記述が多いように思われる。ブルンナーが繰り返す、ヨーロッパ中世を当時の概念的枠組みにおいて理解しなければならず、安易に近代的枠組みを持ち込んではならないという中世研究の要請は、本書でも、「ラント」観念やフェーデ、「等族」に関する記述から読み取ることができる。

Posted by ブクログ

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