- 新品
- 書籍
- 文庫
- 1225-04-01
黄夫人の手 黒石怪奇物語集 河出文庫
836円
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2013/07/08 |
| JAN | 9784309412320 |
- 書籍
- 文庫
黄夫人の手
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
黄夫人の手
¥836
在庫なし
商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
岩波書店『図書』の連載、 四方田犬彦「大泉黒石」を愛読していて、 肝心の作品が気になったので、 現在比較的入手が容易な古書を購入。 それなりにおどろおどろしいものを期待していたが、 意外にアッサリ、薄味の(?)選集だった。 ■戯談(幽鬼楼) 北京にて、新聞記者・湯田町金太郎が...
岩波書店『図書』の連載、 四方田犬彦「大泉黒石」を愛読していて、 肝心の作品が気になったので、 現在比較的入手が容易な古書を購入。 それなりにおどろおどろしいものを期待していたが、 意外にアッサリ、薄味の(?)選集だった。 ■戯談(幽鬼楼) 北京にて、新聞記者・湯田町金太郎が 語り手の「私」に聞かせた怪談。 龍洞亭なる宿の52番室に現れる、 妻に裏切られた男の幽霊の話。 ■曾呂利新左衛門 お茶坊主・曾呂利新左衛門が 豊臣秀吉に聞かせた酒造職人の話。 許婚に裏切られた嘉一郎は彼女を殺したが、 その夫となっていた米問屋の奉公人・市蔵に恨まれ、 追われる身となった――。 ■弥次郎兵衛と喜多八 金を融通してくれという弟分・喜多八の頼みを 断るために弥次郎兵衛が考えた長い言い訳。 ■不死身 平壌を旅した小説家が 宿の主に教えられた書物の中の美しい妓生・李桂花に 興味を持ち、当人に会って聞き出したという話。 ■眼を捜して歩く男 困窮し、黄龍寺に泊めてくれと言って現れた画家。 その異様な作品は……。 ■尼になる尼 尼僧になり、還俗して富豪に嫁ぎ、 幸福に暮らしていた女性が、 大切な宝石を愛する夫の誕生祝いに贈ろうとしたのが きっかけで、自身の秘密を知る。 ■青白き屍 脱獄囚ロザノフの逃避行と彼の罪状。 オチはタイトルで想像出来てしまった……。 ■黄(ウォン)夫人の手 長崎が舞台の怪談。 (旧制)中学生・藤三は上海からやって来た転入生・ 黄廛来(ウォンテンライ)と親しくなったが、 彼の実母は窃盗と殺人の罪で刑死していた。 廛来の亡母の呪いは藤三にも害を及ぼし……。 四方田犬彦「大泉黒石」によれば、 モーパッサン「手」にインスパイアされた作品とか。 ちなみに、著者は有名な俳優の父。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B3%89%E9%BB%92%E7%9F%B3
Posted by 
大泉黒石の短編から怪談綺談に準ずる作品を8作まとめたもの。どこかの書評で紹介されていたんだと思いますが、覚えてない。長崎生まれの父親がロシア人、母親が日本人という背景でだいぶ苦労した明治生まれの作家さんです。どの作品も文体なのか作風なのか分かりませんが、フワフワしてて掴みどころが...
大泉黒石の短編から怪談綺談に準ずる作品を8作まとめたもの。どこかの書評で紹介されていたんだと思いますが、覚えてない。長崎生まれの父親がロシア人、母親が日本人という背景でだいぶ苦労した明治生まれの作家さんです。どの作品も文体なのか作風なのか分かりませんが、フワフワしてて掴みどころがない感じです。読み進めるうちに物語に置いていかれて、どこが出口か分からなくなる感じ。これを読みにくさと感じるか、味と感じるか微妙なライン。本作の中だと「眼を捜して歩く男」が一番面白かったです。
Posted by 
大泉黒石という作家の存在そのものも興味深いけれど、彼の紡ぎだす言葉と世界にすっかり魅惑されてしまいました。 物語によって語り方を変えているのかなと思うその手管が素晴らしい。 タイトルを含む終わり二編には参りました。 怪異の正体をぐるぐると追いかけまわしているうちにすっかり迷い、目...
大泉黒石という作家の存在そのものも興味深いけれど、彼の紡ぎだす言葉と世界にすっかり魅惑されてしまいました。 物語によって語り方を変えているのかなと思うその手管が素晴らしい。 タイトルを含む終わり二編には参りました。 怪異の正体をぐるぐると追いかけまわしているうちにすっかり迷い、目が回り始めた頃にぽーんと出口に放り出される。 今まで嗅いでいた恐怖と魅惑の香りだけが鼻先に残り、もう一度帰りたいと思うのにもうその迷路は消えてしまっている。 不親切な作家だと思うけれどつれないところが素敵。 埋もれた作家の再発見、万歳です。
Posted by 
