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世界は宗教で動いてる 光文社新書
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世界は宗教で動いてる 光文社新書

橋爪大三郎【著】

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世界は宗教で動いてる 光文社新書

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2013/06/18
JAN 9784334037482

世界は宗教で動いてる

¥836

商品レビュー

3.6

50件のお客様レビュー

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2024/06/15

ざっくりとキリスト、イスラム、ヒンドゥー、儒教、仏教等とそれぞれ歴史的な背景や聖書?思想の根幹から説明してくれたため、初心者でも分かりやすい内容になっている。 これから知っていきたいな、よく知らないけど興味あるといった人にオススメか。

Posted by ブクログ

2023/05/04

深い悲しみや大きな喜びを感じた時、多くの人はカミサマに感謝する。またスポーツの大会や受験の前にも神社を訪れてお守りを買ったりする。宝くじを買うと昔の人なら神棚によく供えただろう。人は自身の努力以上の何か大きな力を必要とする時、カミサマに祈る。だが多くの日本人に質問したらきっと無宗...

深い悲しみや大きな喜びを感じた時、多くの人はカミサマに感謝する。またスポーツの大会や受験の前にも神社を訪れてお守りを買ったりする。宝くじを買うと昔の人なら神棚によく供えただろう。人は自身の努力以上の何か大きな力を必要とする時、カミサマに祈る。だが多くの日本人に質問したらきっと無宗教だと答えるし、身内や親族が亡くなった際に初めて、自分の家が仏教の何宗派であったことを知る、なんて事もごく普通の話だ。 以前読んだ本に外国人の友人やビジネスパートナーに宗教について質問されたら、無宗教という回答は避けた方が良いと書かれていた。最悪アナーキストの様に感じられるかもしれないと。外国ではそれほど宗教と生活、人々の考え方、そして政治の分野にまで宗教は深く影響するし、時には宗教が原因で戦争が起こったりもする。政教分離の原則を掲げる民主主義国家でさえ、政治家の思想や言動の背景には宗教に根ざした考え方があるのはごく普通だし、日本でも政治家が宗教団体の強力な影響力を借りて選挙に勝つというのも良くある話だ。イスラム教になるとそもそも聖典クルアーンとムハンマドの言行録であるハディースに従う事が必要なため、政治と宗教は切っても切り離せない。 本書のタイトル「世界は宗教で動いている」とはまさにその様な宗教が原理的に持っている考え方や行動の規範が人を動かし、またそうした人々の集まりである以上、国家も同様に宗教で動いているという。その通りである。 それぞれの宗教の成り立ちを聖典の言葉を引きながら学生に講義するといった形で進められ、学生から上がってくる宗教に対する疑問や質問に、根拠を明らかにしながら応えるシーンもよく登場する。よって内容は非常に解りやすい上に、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、そして中華思想のベースになる儒教、我が国にも伝播してきた仏教、元々ある神道と、人口ベースであれば世界の主要な宗教を網羅して説明している。五大宗教で言えば、それらの原点となるユダヤ教についてはそれほど多くは触れられていないが、キリスト教の項目では旧約聖書を引く部分もあり、ある程度理解を高められる。 海外で発生している事件や紛争なども所詮は人が起こしたものであり、神の怒りや所業ではない。と言えるのも、私が(無宗教とは言わない)特定の宗教を信仰していないせいかもしれない。宗教によってはその多くを神の仕業と捉えるし、またそれが無かった時も、神が退けてくれた、だから神に感謝すると捉える。そう言えば、我々日本人は前述の通り無宗教と考える人が多いが、初詣に行き、七五三を祝い、夏祭りで大声を出し、秋の実りにお供物をして、クリスマスにはケーキを食べ、お葬式で親族が集まって悲しむ、こんな風に一年を通して宗教的な行事を行なっている。それだけでなく、大自然に神秘的なものを感じ取り、雷がなれば少しお腹をかくしてしまったりと。お分かりの通り、神道も仏教もキリスト教も混ざり合わさった良いとこどりとも言えるミクスチャー宗教、全ての宗教からの派生系とも取れる。 そしてそれら行事に一喜一憂し、日々の生きがいや経済効果に繋がっている点では、日本人も宗教に動かされた人々であり、国である。 911テロはイスラム原理主義的なテロ集団が起こしたこともあり、その後続く自爆テロなどを報道で見ても、初めて宗教という行動原理の大きさを学んだ人も多かったのではないか。本書ではイスラム教だけでなく、キリスト教や仏教、ヒンドゥー教についても原理的なものに触れてそれ自体は危険な思想であることを否定する。また常にそれに反する思想が生まれることから、様々な宗教内の思想の対立が生まれ、そのうちの一つまたは幾つかが本来あるべき姿を力を用いてでも回帰しようとする動きになっていく点にも触れている。原理的に人間の争いを是とする教えは無いだろうから、過激派組織は往々にして、自身に都合の良い様に拡大解釈しているか、利用しているうちに誤った思想が絶対であるかの如く過激に変化してしまったのだろう。 本書の表すとおり、宗教が世界を動かしていると言っても全く過言ではなく、今もこの瞬間も宗教を要因とする争いがどこかで人の血を流している。自分と異なるカミサマを受け容れ、または完全に否定しない心が無い限りは(永遠に訪れない気がする)まだまだ続くだろう。

Posted by ブクログ

2023/01/09

世界の主だった宗教を概観し、それらが、各エリアでどのように影響して、政治、経済、日々の暮らしを動かしているかを解説する。 儒教とは言うが、これは、宗教なのか、疑問は残るが、全体的に新たな視点を提供してくれる良書であった。

Posted by ブクログ

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