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小説フランス革命(11) 徳の政治
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2013/06/26 |
JAN | 9784087715170 |
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小説フランス革命(11)
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小説フランス革命(11)
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商品レビュー
4.1
14件のお客様レビュー
フランス革命も終盤に入り、ロベスピエールが実権を握って恐怖政治を行い、かつての仲間であったはずのダントンやカミーユ・デムーランらを次々と処刑してゆく時代が描かれる。
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ロベスピエールがリュシルのこと好きだったからって本当?史実or物語? サン・ジュスト嫌い。 ダントンは大きい、強い。 寂しくなりました。
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ダントンとデムーランが死んだ、ロベスピエールの心も死んでしまった。ミラボー、ルイ16世、ロラン夫人が死んだときも、何とも言えない気持ちになったけど、ダントンの死では嗚咽が止まらなかった。最初に登場したときは(第3巻)、なーんか押し出しが強くて暑苦しい人って印象で好みではなかったし...
ダントンとデムーランが死んだ、ロベスピエールの心も死んでしまった。ミラボー、ルイ16世、ロラン夫人が死んだときも、何とも言えない気持ちになったけど、ダントンの死では嗚咽が止まらなかった。最初に登場したときは(第3巻)、なーんか押し出しが強くて暑苦しい人って印象で好みではなかったし、今だって大好きな人物というわけではないけど、人間としてどんどん引きつけられていった。 ダントンはシルバー船長のようであり、ダントンは田中角栄のようだと思う。平易な言葉で真理を語り、それは決して理想や正義ではないかもしれないけれど、多くの人が納得できるものだった。ダントンは反省や後悔が出来る人だった。「あれは失敗だったから次はこうしよう」という人でなければ進歩できない。一度の失敗でつまづいてしまったり、そもそも失敗を認めようとしない人は進歩できない。ダントンは折り合いということも知っていた。折り合うことは確かに、鋭さをにぶらせるけれど、多様な人々が存在する世の中を治めるというのはそういうことだ。みんなが少しずつ我慢をして、少しずつ得をするしかないのだ。 とはいえダントンはそれでは革命が歪んでしまうこともわかってた。ここまでこられたのはロベスピエールが革命の根本精神を決して決して曲げずにいたからという。そして革命そのものになることをロベスピエールに押しつけてしまったと後悔する。普通の人がただ自分の幸せを考えればいいところ、革命そのものであるロベスピエールはそういう個人的な幸せよりも人民の幸せを優先しなくてはならない立場になってしまった。ダントンたちは彼を犠牲にしたのだと。そこまでわかっていながらロベスピエールを助けたかったという、それは友達だから(言ったのはデムーラン)。もうここで号泣です。 この巻ではサン=ジュストもデムーランもダントンもみんなの思惑がはっきり見えて、その攻防に息を呑む。そしてロベスピエール。これまでずっと霧に隠れていたようだったロベスピエールの姿がようやくはっきり見えた、気がした。ただリュシュルがずっと好きだったってのはどうかなぁ。。。私はそこ、必要ないような気がするけど。なくても十分、感動できたんではないかと思うけど。 全巻通しておそらく最高の出来の第11巻。1793年12月のトゥーロン奪還から1794年4月14日、リュシュルの処刑翌日まで。いよいよあと1冊。
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