![ゴドーを待ちながら 白水Uブックス183](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001701/0017018165LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2013/06/19 |
JAN | 9784560071830 |
- 書籍
- 新書
ゴドーを待ちながら
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ゴドーを待ちながら
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商品レビュー
3.6
40件のお客様レビュー
教養として読んだ。「待つ」ということについて考えさせられる。エストラゴンとウラジミールは本当は「ゴドー」なる救世主はどれだけ待っても現れないことは心のどこかで分かっていたのかもしれない。ただ今日来なくても明日は来ると信じて、「待つ」ことが彼らにとって唯一の生きる希望になっていたの...
教養として読んだ。「待つ」ということについて考えさせられる。エストラゴンとウラジミールは本当は「ゴドー」なる救世主はどれだけ待っても現れないことは心のどこかで分かっていたのかもしれない。ただ今日来なくても明日は来ると信じて、「待つ」ことが彼らにとって唯一の生きる希望になっていたのかなと感じた。 2人の噛み合っていない会話とか喧嘩したと思ったらすぐに抱き合って仲直りする所とか、コントをしているようで面白かった。 解説にも書いてあった通り、この作品は全体的に抽象的すぎるのと、矛盾が多い。例えば二幕は一幕の翌日のことなのかもっと後のことか、2人はポッツォとラッキーに会ったことがあるのかとか、ゴドーを待つこと以外は、幻想のようにフワフワしている。全てはウラジミールの妄想なのかなとも思った。2人はどこで出会ってどれくらいの付き合いになるのかとか、時代背景とか、その辺も分からない。それなのに何故か魅力的に感じてスラスラ読み進めてしまったからすごいなと思った。抽象すぎるが故に人によって、感じ方や解釈が全く違うものになるんだろうな。
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「待つ」という行為について、初めてよくよく考えた気がする 「待つ」ということには何かしらの「期待」がこめられている気がするのだけれど 単純に人を待つにしても、その人が来ることを期待してるわけです。 次に「待つ」というのは、受動。 ただ待ってれば、向こうから何かがやってきてくれ...
「待つ」という行為について、初めてよくよく考えた気がする 「待つ」ということには何かしらの「期待」がこめられている気がするのだけれど 単純に人を待つにしても、その人が来ることを期待してるわけです。 次に「待つ」というのは、受動。 ただ待ってれば、向こうから何かがやってきてくれる。こんな楽なことはない、と思いきや、実際はそうでもない。 ちょいちょいキリスト教っぽい要素もあるんで 救い主(イエスキリスト)を待っていた、という例で上記のポイントを考えても面白いかもしれません。 さて、とりあえず解説を読んでみるか ※解説もなにもなかった笑 色んな例や、登場人物やその行動や発言に焦点を当ててみると面白いかも 私は脳内でラーメンズにこの芝居を演じてもらいました
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この作品は一見シンプル、シンプルすぎてつまらないように感じられるが、いつも本を読む時のように起きる出来事に注目するのではなく、逆に起きない出来事に注目することで新たな視点や考え方を探ることができる。例えば、なぜこんな話が書かれたのか、登場人物はゴドーを待っているが一体ゴドーが誰な...
この作品は一見シンプル、シンプルすぎてつまらないように感じられるが、いつも本を読む時のように起きる出来事に注目するのではなく、逆に起きない出来事に注目することで新たな視点や考え方を探ることができる。例えば、なぜこんな話が書かれたのか、登場人物はゴドーを待っているが一体ゴドーが誰なのか、なんなのか、なぜ待っているのかもわからないまま待ち続ける不条理さに面白さがある。不思議ながら内容が抽象的であるが故に物語の解釈が読み手に委ねられ、多様な見方ができる作品だ。
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