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アレグリアとは仕事はできない ちくま文庫
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アレグリアとは仕事はできない ちくま文庫

津村記久子【著】

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アレグリアとは仕事はできない ちくま文庫

638

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/06/12
JAN 9784480430755

アレグリアとは仕事はできない

¥638

商品レビュー

3.8

41件のお客様レビュー

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2023/12/17

仕事がうまく進まない感じがリアルに伝わってくるというか 心境的にはそんな感じっていう そしてアレグリアみたいなやつに対する苛立ちとか こんな極端なシチュエーションではないけど、なんか分かるな、みたい そしてウッカリしちゃったこととか 別にやる気がないとかそんなのではないんだけど、...

仕事がうまく進まない感じがリアルに伝わってくるというか 心境的にはそんな感じっていう そしてアレグリアみたいなやつに対する苛立ちとか こんな極端なシチュエーションではないけど、なんか分かるな、みたい そしてウッカリしちゃったこととか 別にやる気がないとかそんなのではないんだけど、嫌なんかダルいなっていう なんも考えたくなくて「あー」しか言えない気分を、言語化できてるというか そして同僚がおなじくOA機器に愛着持ってるシーンとか、なにか得も言えない感動がある 孤独な世界に、同族を見つけたような 案外近くに、仲良くなれそうな人がいたんだっていう あと営業の人とかに見下されていたりとか ナチュラルにダルいなって気持ちがわかり味深い こういう小説が読みたかったな、ていう感じ

Posted by ブクログ

2023/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作は1ページ目から面白かった。アレグリアを罵倒する言葉のバリエーションの豊かさに笑ってしまった。 まともにコピーもできないなんて、文句の一つも言いたくなるのは分かる。分かるけど、あまりに細かいのでそうイライラせかせかするなよと言いたくなってくる。そこへ来て先輩の冷ややかな一言で凍えそうになった! たった二年とはいえ一緒に仕事をしてきた二人の仲が、こんな機械ひとつで亀裂が入るのは悲しかった。仲直りできて良かったけれどもう一緒に仕事をすることはないのが切ない。 ただの複合機の話なのになんでこんなに面白いんだろうと不思議だった。 二作目は電車の痴漢の話で気持ちが沈んだ。 人は見たいものしか見ないのかもしれない。男の目に映っているものと、女の目に映っているものが違うかもしれないと思った。 特に大学生のイチカワ視点だと、隣の人が痴漢に遭っていても気づきもしないのが現実、と思うと悲しくなる。 同じ場にいた四人それぞれの視点に切り替わっていくのが良かった。

Posted by ブクログ

2023/08/08

大型複合コピー機のアレグリア対女子社員ミノベの対決譚。これで話を広げられる作者のクレバーさが好きだ。

Posted by ブクログ