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山霧 新装版(上) 毛利元就の妻 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2013/06/07 |
JAN | 9784167200527 |
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山霧 新装版(上)
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山霧 新装版(上)
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
永井作品の中でも毛利元就の妻「おかた」が主人公の「山霧」は好きな作品だ。戦国時代の話なのに血なまぐさい感じがあまりしないのは、戦場の話よりも元就の知略や夫婦間の心情に重きがおかれているからだろうか。もちろん首を取っただとか、そういう話は随所に出てくるのだけれど。 他家から嫁いで...
永井作品の中でも毛利元就の妻「おかた」が主人公の「山霧」は好きな作品だ。戦国時代の話なのに血なまぐさい感じがあまりしないのは、戦場の話よりも元就の知略や夫婦間の心情に重きがおかれているからだろうか。もちろん首を取っただとか、そういう話は随所に出てくるのだけれど。 他家から嫁いできた妻は、彼女の実家のスパイであり(そして実家を探らせる婚家のスパイでもある)、時には外交担当にもなったりする。だから夫婦とはいえ互いの胸の内を安易に明かしたりはできない。国人や大名の提携関係は情勢に応じて常に変化しており、昨日の敵は明日の友かもしれないし、その逆も然り。愛しながらも緊張感を伴う戦国時代の夫婦関係が興味深い。下巻では、どのように変化していくのだろう。
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戦国大名と言われるほどの実力のない小さな国人領主であり、家督を継いでいるわけでもない。このような小領主であった毛利元就のもとに、鬼と言われる吉川国経の娘が輿入れしてくる。 輿入れしても、実家吉川のため、情報流したりする戦国の世。 毛利元就と妻のおかたは、戦国の夫婦として、協力し合...
戦国大名と言われるほどの実力のない小さな国人領主であり、家督を継いでいるわけでもない。このような小領主であった毛利元就のもとに、鬼と言われる吉川国経の娘が輿入れしてくる。 輿入れしても、実家吉川のため、情報流したりする戦国の世。 毛利元就と妻のおかたは、戦国の夫婦として、協力し合い、生き抜いていく。
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安芸の国人から中国地方を制する大名となった毛利元就の妻である「おかた」の生涯について書いた本です。 時代的には、毛利元就が毛利の本家ではなく、多治比猿掛城の城主であったころから、後の小早川隆景である徳寿丸が十二歳にして小早川家を相続する頃までにあたります。 他家に嫁いだ女はそ...
安芸の国人から中国地方を制する大名となった毛利元就の妻である「おかた」の生涯について書いた本です。 時代的には、毛利元就が毛利の本家ではなく、多治比猿掛城の城主であったころから、後の小早川隆景である徳寿丸が十二歳にして小早川家を相続する頃までにあたります。 他家に嫁いだ女はその家に入るか、終生スパイのような形で過ごすのか分かれるようですが、おかたは常に毛利元就の悩みを聞き、決断を促すなど、毛利家の女として過ごした女性で、愚痴っぽい毛利元就を励ましている場面が多くて面白いです。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-c2a8.html
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