商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/05/31 |
JAN | 9784104013074 |
- 書籍
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いつも彼らはどこかに
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いつも彼らはどこかに
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商品レビュー
3.8
92件のお客様レビュー
「人の孤独を包み込むかのような...」と帯にも書かれていましたが、本当にその通りです。 動物園でなくとも、ふとした瞬間に感じる動物の気配が私たちを励ましてくれることがあります。 私が印象に残ったエピソードは「帯同馬」と「ビーバーの小枝」、「愛犬ベネディクト」「竜の子幼稚園」です...
「人の孤独を包み込むかのような...」と帯にも書かれていましたが、本当にその通りです。 動物園でなくとも、ふとした瞬間に感じる動物の気配が私たちを励ましてくれることがあります。 私が印象に残ったエピソードは「帯同馬」と「ビーバーの小枝」、「愛犬ベネディクト」「竜の子幼稚園」です。 特に「帯同馬」は同じ生活を繰り返す、同じ範囲でしか生きていない主人公に、意識下で寄り添う様子が描かれています。 動物と関わり、優しく、時に不気味な話が読めたので、なんだか外に出て彼らの気配を感じたくなりました。
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「いつも彼らはどこかに」(小川洋子)を読んだ。 動物をテーマにした短編集。 小川洋子作品は息をひそめそっと耳を澄ますようにして読む癖がついてしまっている。 ゆらゆらと射し込む優しい陽光を水底から見つめているような静謐さにうっとりする。 「ビーバーの小枝」が素晴らしい。 今年...
「いつも彼らはどこかに」(小川洋子)を読んだ。 動物をテーマにした短編集。 小川洋子作品は息をひそめそっと耳を澄ますようにして読む癖がついてしまっている。 ゆらゆらと射し込む優しい陽光を水底から見つめているような静謐さにうっとりする。 「ビーバーの小枝」が素晴らしい。 今年これまでに読んだ短編の中では、深緑野分さんの「髪を編む」(「空想の海」収録)と、この「ビーバーの小枝」が同率ベストワンだな。 あー面白かった。
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小川洋子さんの世界が味わえる素敵な短編集。生き物たちが登場する。少し毒気が強い話もあり。スパイスみたいなものかな。特に『ビーバーの小枝』と『ハモニカ兎』がお気に入り。ビーバーの頭蓋骨を画像検索して見てみました。
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