商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2013/05/23 |
JAN | 9784122057883 |
- 書籍
- 文庫
中国皇帝伝
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中国皇帝伝
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
少し骨のある本だが、面白い。 秦の始皇帝が「中華世界」のイメージを作り上げた。 皇帝という呼び名を創始したのもこの人だと知った。 筆者によれば、始皇帝の暴虐さは、空前絶後というほどではないという。 それなのになぜ今に至るまで嫌われるのか? そんな風に考えたことがなかったから、興...
少し骨のある本だが、面白い。 秦の始皇帝が「中華世界」のイメージを作り上げた。 皇帝という呼び名を創始したのもこの人だと知った。 筆者によれば、始皇帝の暴虐さは、空前絶後というほどではないという。 それなのになぜ今に至るまで嫌われるのか? そんな風に考えたことがなかったから、興味深かった。 玄宗への評価はなかなか厳しい。 武韋の禍を収め、開元の治を現出させたところまでは良かったが、そこから官僚たちによる政治を高度に発展させられず、独断的な政治をし、結局宦官と外戚に付け込まれた、というように。 乾隆帝も、帝国の綻びに、ぎりぎり立ち会わず、逃げ切れた皇帝だという指摘も、なかなかだ。 文化事業として称揚されることの多い四庫全書編纂は、一面では不都合な書物を秘蔵することであり、いわば「焚書」することと同じだ、と筆者はいう。 びっくりした見解。 元号が初めて作られたのが漢の武帝の時代であるとか、本名で呼ばれる皇帝は溥儀くらいであるといった指摘も面白い。
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中国の歴史ってやっぱりすごいなぁ。この本に紹介された13人の皇帝はそれぞれ興味深かった。中国史、もう少し勉強しよう。
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代々の中国皇帝の中から何人かを抽出しているのだが、その王朝の創始者とは限らない。秦の始皇帝から始まり、最後にラストエンペラー愛真覚羅溥儀で終わる。確かに中国は、良きにつけ、悪しきにつけ、天に一つの施政者を求める人民である。それは現代でも変わらない。 共通点は、少なくとも中国の統一...
代々の中国皇帝の中から何人かを抽出しているのだが、その王朝の創始者とは限らない。秦の始皇帝から始まり、最後にラストエンペラー愛真覚羅溥儀で終わる。確かに中国は、良きにつけ、悪しきにつけ、天に一つの施政者を求める人民である。それは現代でも変わらない。 共通点は、少なくとも中国の統一されていた時代の皇帝だということだ。
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