土と兵隊 麦と兵隊
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土と兵隊 麦と兵隊

火野葦平【著】

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土と兵隊 麦と兵隊

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 社会批評社
発売年月日 2013/05/16
JAN 9784907127022

土と兵隊 麦と兵隊

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2015/06/19

大本営や現地司令部の視点で書かれた戦争ものは数あるが、一兵士の視点で書かれ、しかも後付けの右左思想に寄っていないルポ的戦記物はあまりないだろう。 本作は昭和12年に勃発した第二次上海事変に伴う杭州湾上陸作戦での歩兵下士官としての従軍記(土と兵隊)及び翌年の徐州会戦での報道部員と...

大本営や現地司令部の視点で書かれた戦争ものは数あるが、一兵士の視点で書かれ、しかも後付けの右左思想に寄っていないルポ的戦記物はあまりないだろう。 本作は昭和12年に勃発した第二次上海事変に伴う杭州湾上陸作戦での歩兵下士官としての従軍記(土と兵隊)及び翌年の徐州会戦での報道部員としての従軍記(麦と兵隊)からなっている。 兵士の敵との戦いは1割ほど、そのほとんどは日々を生きるための日常活動に費やされる。特に中国戦線では、前線にたどり付くまでの泥濘との戦いがかなりの比重となる。 戦記物で戦争の良し悪しなどあたりまえのことを声高に語るものは読む必要もないし、戦略戦術や作戦用兵などはミリオタに楽しみを与えるだけで一般人には全くといっていいほど関係のないことだ。また、何らかのイデオロギーによって恣意的に加工されたデータなどは判断を誤らせるだけだ。 本作のような戦場での兵士の実態や状況の認知のされ方が淡々と記録されている可能な限り素に近いデータを得て、自ら考えることこそが、戦争を体験していない世代にとって最も必要なことなのだと思う。

Posted by ブクログ

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