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考えるヒント 新装版(3) 文春文庫
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考えるヒント 新装版(3) 文春文庫

小林秀雄【著】

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考えるヒント 新装版(3) 文春文庫

759

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2013/05/10
JAN 9784167107147

考えるヒント 新装版(3)

¥759

商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

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2024/02/25

講演内容を書き起こす際にずいぶん推敲するそうで、さもありなんという文章です。戦争直前のきな臭い時期に歯にきぬ着せぬ意見を述べてるのが印象的。2024.2.25

Posted by ブクログ

2020/07/07

この本でベルクソンを知ったのだと思う。他にも柳田国男、ゴッホ、西行などこの本で興味を持った。 読み返すたび言わんとしていることはよりわかってくるが、結局話題にしている内容(遠野物語、ゴッホの絵、仏教など)の知識がネックになっている。後は抽象的な話についていけるか。「物質と記憶」は...

この本でベルクソンを知ったのだと思う。他にも柳田国男、ゴッホ、西行などこの本で興味を持った。 読み返すたび言わんとしていることはよりわかってくるが、結局話題にしている内容(遠野物語、ゴッホの絵、仏教など)の知識がネックになっている。後は抽象的な話についていけるか。「物質と記憶」は前半まで何とか読んだのでベルクソン関連は読みやすかった。 講演を起こした本なのだが「本当に言いたいことは講演では現せない」そうなので、書いたものも読んでみたい。

Posted by ブクログ

2018/12/21

小林秀雄 「 考えるヒント 3 」講演録。死生観、芸術論、文学論の随筆。心に残る言葉が多い。3 が一番良かった 生と死について *兼好〜生が終わって死が来るのではない、死は常に生の中に在って 知らぬ間に 実現する *死を目標とした生しか 私達には与えられていない〜それを納得した...

小林秀雄 「 考えるヒント 3 」講演録。死生観、芸術論、文学論の随筆。心に残る言葉が多い。3 が一番良かった 生と死について *兼好〜生が終わって死が来るのではない、死は常に生の中に在って 知らぬ間に 実現する *死を目標とした生しか 私達には与えられていない〜それを納得した者にとって、よく生きる事は よく死ぬこと *獅子文六の絶筆「牡丹」死を得る工夫〜牡丹の花に従う 美を求める心=物の美しい姿を求める心 *美=物の美しい姿 *美しい姿を求める能力は 養い育てないと衰弱する *見ること→慣れてくれば わかる→見ることは喋ることではない〜美には人を沈黙させる力がある *歌は 感じる言葉の姿、意味のわかる言葉ではない *ゴッホの絵は 絵というより精神 喋ることと書くこと *本を読む人は 自分の自由な読書の時間を持っている〜読者は聴衆のような集団心理を経験しない *作家は 自分の裡に 理想的読者を持つ 悲劇について *悲劇は 人生肯定の最高の形式〜悲劇は 人間に何かが足りないから起こるのではなく、ありすぎるから起こる 歴史と文学について *歴史は決して二度と繰り返しはしない。だから僕等は過去を惜しむのである *歴史とは 人類の巨大な恨みに似ている *いい文学がいい歴史とは限らないが、いい歴史は必ず いい文学である 文学と自分について *文学者は 思想を行う人でなく 思想を語る人だ *文学は〜平和な仕事だ、将来の平和のための戦でさえない、仕事そのものが平和な営みなのである

Posted by ブクログ

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