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あずかりやさん
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あずかりやさん

大山淳子【著】

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あずかりやさん

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2013/05/09
JAN 9784591134672

あずかりやさん

¥1,540

商品レビュー

3.9

80件のお客様レビュー

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2024/05/31

大人の童話という印象。視覚を失った預かり屋店主と訪れるお客さんとのやりとりを無機物である預かり物の視点から物語が展開するのは面白い。最後の話は胸が詰まる思いがしたがエピローグで今後の幸せを想像できる終わり方となり嬉しかった。

Posted by ブクログ

2024/03/14

わたくもね、年を取りましてね。 昔はどこか別の所に連れて行ってくれるようなファンタジー小説が好きだったんですよ。 若かったですからね。 でも若いだけで意気地も勇気もないもんですから、そういったものが必要そうな冒険や事件は本で済まそう、とそういった意味でもね、よく冒険譚や陰惨な殺人...

わたくもね、年を取りましてね。 昔はどこか別の所に連れて行ってくれるようなファンタジー小説が好きだったんですよ。 若かったですからね。 でも若いだけで意気地も勇気もないもんですから、そういったものが必要そうな冒険や事件は本で済まそう、とそういった意味でもね、よく冒険譚や陰惨な殺人事件のミステリなんかを好んで読んでおりました。 非日常ってやつですね。 もちろん今でも大好きで、ちょくちょく読んではおりますがね。 それがこういった沁み沁みと日常のありがたさを味わうような小説が、それこそ沁み沁みと染みるようになりまして。 中でもこの大山淳子さんの作品はユーモアもあって大変面白く読ませていただきました。 この小説はね、1日100円で何でも預かってくれる「あずかり屋」のお話なんですが、なんと語るのはお店に掛かっている「のれん」なんですよ。 のれん目線で書かれた小説なんて、わたくし初めて読みました。 最初はなんだか児童書みたいなだな、なんて懐かしい気持ちで読んでおりましたが、段々とのれんに感情移入してまいりましてね、最後はのれんの淡い想いを陰ながら応援したいような気持ちになっておりました。 いや、待ってください。 考えてみましたら、のれんに感情移入するなんて、それこそ非日常かもしれません。 でもね、あずかり屋のお店に来る人は、本当にわたくし達と変わらない、悩みや屈折を抱えた人たちなんですよ。

Posted by ブクログ

2024/03/09

あずかりやさんというお仕事をする店主をとりまくいろいろな物たちや猫このさまざまな視点からの物語はとてもおもしろい話でした。猫を助けてくれた石鹸さんこの続きがとても謎です。いろいろな話があとからあの時の預かりものの謎がわかりとても楽しく読めました。

Posted by ブクログ

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