商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/05/10 |
JAN | 9784480095015 |
- 書籍
- 文庫
心の仕組み(下)
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心の仕組み(下)
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商品レビュー
2.8
4件のお客様レビュー
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本書は、「心の仕組み」を、主に心の演算処理と遺伝学から説明を試みている。 第1章では、心の演算器官は自然淘汰の産物であることが説明される。自然淘汰によって形成された演算装置のあれこれを心理学的に研究することが、心の仕組みを探る最善の道であると主張している。 第2章以降は、脳の進化...
本書は、「心の仕組み」を、主に心の演算処理と遺伝学から説明を試みている。 第1章では、心の演算器官は自然淘汰の産物であることが説明される。自然淘汰によって形成された演算装置のあれこれを心理学的に研究することが、心の仕組みを探る最善の道であると主張している。 第2章以降は、脳の進化、網膜映像の認識の仕組み、人間が行う推論の仕組み、などに話題が展開し、終章では美術、音楽、宗教など、非適応的!?な副産物について論じる。この広汎な話題の展開に、氏の博識に驚くばかりであるが、これらを通底して見えてくるものが、私には読み取れない。結論として、心の仕組みはどのようなものなのか??再読が必要であろうか・・。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文系の人間にとっては進化心理学の自然科学的な分析に終始している上巻よりも、下巻のほうが興味がわきます。進化生物学的に何を美しいと感じるか?何をおいしいと感じるか?など、自然適応に即した人間の特性については納得性が高い。一方で芸術と価値の世界については進化生物学では解明できないというのが、哲学の世界には踏み込めない自然科学の限界を明らかにしていてこの点も納得性の高い結論になっている。
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