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よだかの片想い
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よだかの片想い

島本理生【著】

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よだかの片想い

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2013/04/26
JAN 9784087715071

よだかの片想い

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商品レビュー

4

139件のお客様レビュー

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2024/07/15

「たしかに、人は変わることもある。しかし違う人間にはなれない。それは神の領分です」◆人はみな悩みを抱えているもので、それをぶつけあう登場人物たちの恋愛は、はらはらして、わくわくして、どんどん先を読みたくなった。結末にも、満足。人は弱いままで強くなれるはずだ。

Posted by ブクログ

2024/03/20

ティーンの棚にあったので見逃していたみたいだけれど、手に取って良かった 恋愛小説なのに、色恋以上に人としての生き方を考えさせられた ティーン向けというよりは若い人に読んでほしい本 私自身はとても下世話で、あざがある人がいれば見てしまうし、単純に気の毒だと思ってしまう 多分、改める...

ティーンの棚にあったので見逃していたみたいだけれど、手に取って良かった 恋愛小説なのに、色恋以上に人としての生き方を考えさせられた ティーン向けというよりは若い人に読んでほしい本 私自身はとても下世話で、あざがある人がいれば見てしまうし、単純に気の毒だと思ってしまう 多分、改めることは出来ないけれど、アイコのように考えられる人もいることがわかったのは、収穫だと思う

Posted by ブクログ

2023/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

否定も同情もせず、ただ寄り添ってくれる存在がアイコのまわりにいて良かった アイコを傷つけさせまいと知らない間に守ってくれていた母と、優しい父 そんなふたりの優しさや親という立場、悔しさから出る「なんでこの写真なの」という言葉は、幸福そうで前向きな娘を見たかった親としては「なんか違う」と感じられてしまうのは仕方がないことかもしれない だけど、ありのままの姿を残せたことを両親にわかってもらえなかった、自分自身が胸を張れる自分は少しだけ駄目だと言われてしまうようなほんのちょっとの絶望感を書くのが本当に上手 両親を大切に思うからこそ、自分の存在で苦しめてしまっている事実は耐え難いね 「かわいそう」と言われてアイコが初めて気がついたように、どうにもできなくてそれまで特に気にしていなかったことを初めて人に指摘された時の恥ずかしさと心臓が掴まれる感覚、その一方でどんどん冷えていく頭の中で混乱する自分がごちゃ混ぜになるあの瞬間は経験した人しか分からない そういう意味でアイコにとっての飛坂は私にとっての島本理生さんと同じ 最後の方、時間がかかるけどレーザー治療が可能と知ってためらう気持ちがよく理解できた いい面だけじゃなくて、コンプレックスがなくなることで生まれる悪い面というのは必ずある 例えば整形でもこの人は整形前でも仲良くなれてたかな?と自問自答して、まちがいなくそうであると自信を持って言い切れるほどの人物ならきっとそうなんだろうと思う だけどその見極めって難しいしその判断は間違いかもしれない それにしてもアイコがめちゃくちゃ卑屈にならず生きてこれているのは両親のおかげであることを痛感する 「夏の裁断」に引き続き教授がいい人 今まで重ねてきた倍の時間で得たことを伝えられる役割は先生がいちばん身近ですごく大事なのでは そろそろ飛坂について触れよう(笑)率直に言えば、きっと2人とも未熟だったんじゃないかな 「アイコを幸せにできない」と言える飛坂はまだ救いがある方 アイコは飛坂のことを男の子に向かっていけるかっこよさだけじゃなくてそのまっすぐな強さにも惹かれたのかもしれない きっとアイコはこの経験を糧にできるはずだから、この先彼女が幸せな人生を送っていけるように願うしかない

Posted by ブクログ

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