商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/04/20 |
JAN | 9784104393053 |
- 書籍
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脊梁山脈
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脊梁山脈
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商品レビュー
3.5
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復員した矢田部信幸は列車内で腹痛に襲われ、同じ復員兵の小椋康造に介抱される。その名前と住所をたよりに、御礼を言うため15年間探し続ける物語。その間、木地師の世界が丁寧に描かれていく。また、女性2人が花を添えている。1人は上野のガード下、後に湯島に店を出す佳江、もともと画家で、欧州に絵の修行に飛び立つ。もう1人は、木地師の家で育ち、後に芸者、身体を壊して入院する小倉多希子。乙川優三郎「脊梁山脈」、連作6話、353頁、2013.4発行。一気に読了。信幸と退院後の多希子の2人に、幸福と希望が~!
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せきりょうさんみゃく ある地域の背骨に相当するような大山脈で、分水界となるもの。 付箋 ・運よく生き残った者がさらに生きてゆくためにする苦労は、代わりに不運を背負って死んだ人への償いかもしれない。 ・画家の場合、普通の神経の持主であることが却って障害になるときもありますから ・密...
せきりょうさんみゃく ある地域の背骨に相当するような大山脈で、分水界となるもの。 付箋 ・運よく生き残った者がさらに生きてゆくためにする苦労は、代わりに不運を背負って死んだ人への償いかもしれない。 ・画家の場合、普通の神経の持主であることが却って障害になるときもありますから ・密やかな葦の群落が地下水の浅いことを知らせてくれるように、寡黙な、しかし淳良なものこそ実生活の中に浸透してゆくべきであった ・そのお友達のお父さまは息子さんの青春を知って喜ばれたでしょうか、わたしがその人なら充たされることはないと思います ・おのころと比べたら天国ですけれど、ケセラセラも悪くありませんね ・専門書に人生の正体や深層の世界はかかれていないし、隣人の苦悩や真因も教えてくれない
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