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ライフ・イベントの社会学 新版 SEKAISHISO SEMINAR
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ライフ・イベントの社会学 新版 SEKAISHISO SEMINAR

片瀬一男【著】

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ライフ・イベントの社会学 新版 SEKAISHISO SEMINAR

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 世界思想社
発売年月日 2013/04/09
JAN 9784790715948

ライフ・イベントの社会学 新版

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2018/08/15

人生における種々のイベントごとを切り口に、社会学ではそれをどう捉えるかという形で進んでいく社会学の入門書。 試験・勉強から仕事はもちろん病気・介護までと盛りだくさん。 事例としては流行小説を引き、解説としてはデュルケム・パーソンズ・ルーマン・ハーバーマスといった大御所を引き、それ...

人生における種々のイベントごとを切り口に、社会学ではそれをどう捉えるかという形で進んでいく社会学の入門書。 試験・勉強から仕事はもちろん病気・介護までと盛りだくさん。 事例としては流行小説を引き、解説としてはデュルケム・パーソンズ・ルーマン・ハーバーマスといった大御所を引き、それでもコンパクトにまとまっている。 社会学科のオープンキャンパスでこういう講義をすると、きっと受験生も増えるのではなかろうかと。 無論、社会学科志望の高校生でなくても社会学的なモノの見方を知りたい人にはお勧めの一冊。『社会学ウシジマくん』の上品版といったところか。 人が自身の一生の間で経験できる「社会」は、当然のことながら自分の周りの「社会」だけでなので、意識しないと視野が狭くなりがち。 だから大人はよく、本を読めと言うわけですが、単に受動的に消費しても意味がなく、自分のものとして消化するのに必要なのは社会学的想像力だと思う。 多少噛み砕くと、ある事象についてそれ自体をあれこれ論評するのではなく、歴史的な必然とか社会構造の中での位置づけとか、そういったところまで掘り下げて考えてみるということ。 自分自身はこういった視座を獲得するのに社会学の勉強が役に立った。20代に社会学に出会い、自身を相対化できるようになったことで、その後の人生では、日常での些細な出来事であろうと、節目節目のライフイベントであろうと、何があっても10代のころのようには深く悩んだり落ち込んだりすることがなくなった。 それが成長とか歳を重ねるとかいうことなのかもしれないが、単に歳をとっただけでまったく成長が見られない人はいくらでもいるわけで。 このように自分にとっては、人生の引き受け方、出来事の切り取り方という形で、大いに意味のあった社会学だが、周りでは必ずしもその知見を生かせてないケースも目にした。 大きくは二方向に分けられるが、一つは「弁の立つニート」系と言うべきもので、文系の博士課程とかポスドクとかに多い。 自らの不遇を含めて、ほぼ解脱者のごとく状況を理解していて、それを語る言葉も持ち合わせている。けれどもそこで終わり。 少しは求職活動しろよ、と。高等遊民を気取るほど君の実家は裕福じゃなかったと思うぞ、と。まあ、そう言いたくなることも多く。 もう一つは「活動家」系で、とある事象についてその遠因となった社会構造まで見えてしまうが故に、それを変えようと動いてしまうパターン。その読み解き方自体が実は舶来の何かの構図の密輸入だったりして、はたから見るとそれは的外れだろうと思うケースもあったりするが、本人たちはいたって真面目なので、迂闊には口を挟めない。君の身内に沖縄の人はいなかったと思うけどなぜ反基地運動?という子とか、勝手にやってろ、の世界だが『ジャパンヘイターとサイコパス支配』にあるように、国益(国民の利益)を損ねていたりするケースも多々あり、ほんとは放置してはいけないのだけれど。 倉山満氏が、貧乏学生・貧乏研究者からしたら、わずかであっても中国共産党からお金をもらったら、そちらになびくのは普通ですよ、と語っていたが、安々と反日工作に回収されてしまうのは如何ともし難い。 それを防ぐには地政学も勉強しないといけないということになるか。

Posted by ブクログ

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