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会社の老化は止められない 未来を開くための組織不可逆論
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
| 発売年月日 | 2013/04/06 |
| JAN | 9784750513058 |
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会社の老化は止められない
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商品レビュー
4.4
24件のお客様レビュー
読みながら分かる分かると頷いてしまうような、とても共感性の高い本。 "あるある本”である(そんな言い方があるのかは知らないが)。 会社は不可逆的な変化を蓄積していく。例えば、こんなことだ。 ●ルールや規則の増加 ●部門と階層の増殖 ●外注化による空洞化 ●過剰品質化 ...
読みながら分かる分かると頷いてしまうような、とても共感性の高い本。 "あるある本”である(そんな言い方があるのかは知らないが)。 会社は不可逆的な変化を蓄積していく。例えば、こんなことだ。 ●ルールや規則の増加 ●部門と階層の増殖 ●外注化による空洞化 ●過剰品質化 ●手段の目的化 ●顧客意識の希薄化と社内志向化 ●「社内政治家」の増殖 ●人材の均質化・凡庸化 最近よく聞くのは、ちょっとしたミスが分かると直ぐ「再発防止策」。で、それは、どう考えてもたった一人の能力不足や疲労や悪意など。それでも護送船団方式で、ルールやシステム全体、設備設計を変えてしまうというある種の「過剰反応」。重要な事ではあるし、必要な場合も多いが、必要性が吟味できずに、何もかもがこの始末。よって、過剰品質化するし、ルールが無限増殖していく。 かと思えば、社内の別の部署からきた思想家(夢想家)が熱い変革意識をもって「これは何のためにやっているのだ」とバッサバッサ切る。でも、その業務やルールの本質を理解せずに変えるから一部で機能不全が起こり、また元に戻したり、変なパッチ当てのような仕事が増える。外部から見ていると、これは構造的に「変える動機を持つ人」と「変える能力を持つ人」の乖離を象徴した現象であり、コミュニケーションエラーに近い。で、本書にはそういう事が書いてある。 また、考えさせられるのは、「言い出しっぺ」が損をする負のサイクル。組織内でのさまざまな提案が企画になっていき実現するプロセスにおいて、言い出しっぺが「得をする」か「損をする」か。あるいは、従業員が「言い出しっぺが得をする」と考えているかどうか。これらは会社の老化の進行度を測るバロメーターの一つであると。損得を考えて働かねば、″やりがい搾取”される。で、どれだけ会社に尽くしていたって、会社の仲間と引退後に付き合っていく事例は多くない。 こうした"あるある”が書かれるが、それは状況を言語化しているだけであって、対処療法については、深い洞察が無い点はやや残念。それでも、可視化する事で対処を考えさせられる土俵に立てるという事はあるのかもしれない。
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【書評】会社の老化は止められない エンタープライズ企業へのアプローチに対しても非常に有効な考え方。 - [ ] 「全体最適を考えよう」というのは、口では簡単だが、一度部分最適の味を知ってしまった人の後戻りは難しい。全体最適とは一般に部分最適の積み上げではなく、「部分非最適」と...
【書評】会社の老化は止められない エンタープライズ企業へのアプローチに対しても非常に有効な考え方。 - [ ] 「全体最適を考えよう」というのは、口では簡単だが、一度部分最適の味を知ってしまった人の後戻りは難しい。全体最適とは一般に部分最適の積み上げではなく、「部分非最適」とセットのものだからである。 - [ ] 「データに基づく分析」というのも取り扱いに注意が必要な曲者。データが取れるのは基本的に「すでに起こったこと」でしか無いからである。当初の目的が「過去のデータから将来を予測する」ものであっても、世の(そして老化した会社の)圧倒的多数を占めるアンチイノベーターはそうは考えずに「過去のデータ」にとらわれてしまう。 - [ ] 世の中の人を「知識・経験の有無」と「創造性の有無」で4象限に分類。イノベーターの足を引っ張るのは、必ずしも発言力の弱い人ばかりではなく、むしろエスタブリッシュメントに所属している、「知識と経験はある創造性の無い人」であることが多い。
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会社組織を生き物のアナロジーで分析するのは、よくあるアプローチだと思いますが、本著では、「エントロピーは増大する」という自然科学の大原則から演繹的に組織論を考察する様が、知的で面白いです。ちょっと前に読んだ、福岡博士の模式図『ベルクソンの弧』をイメージすると分かりやすかった。 ...
会社組織を生き物のアナロジーで分析するのは、よくあるアプローチだと思いますが、本著では、「エントロピーは増大する」という自然科学の大原則から演繹的に組織論を考察する様が、知的で面白いです。ちょっと前に読んだ、福岡博士の模式図『ベルクソンの弧』をイメージすると分かりやすかった。 P196 また商談の「手離れのよさ」についても発想が正反対である。物売り的な発想では、商談の手離れをよくして効率的に数を多くこなしたいと考えるのに対して、ソリューションビジネスにおける「手離れのよさ」というのは「顧客接点が少ない」ことを意味し、むしろ「手離れが悪く」いつまでも顧客接点が残ることを歓迎する。
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