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経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2013/03/25 |
JAN | 9784861824296 |
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経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える
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経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
原題は「悪徳の繁栄」、邦題は飛躍しすぎ。モンド誌の書評はフランス贔屓なのでスルー。2009年の書物のためかサブプライム問題を念頭においた話の進め方に感じた。本書でしか知り得ないような情報や思想はほとんどない。時代の変化は加速的で、10年も経ってしまうとAI市場の登場やさらなるIT...
原題は「悪徳の繁栄」、邦題は飛躍しすぎ。モンド誌の書評はフランス贔屓なのでスルー。2009年の書物のためかサブプライム問題を念頭においた話の進め方に感じた。本書でしか知り得ないような情報や思想はほとんどない。時代の変化は加速的で、10年も経ってしまうとAI市場の登場やさらなるIT大手の寡占化で、世界経済を取り巻く環境も大きく変わってしまった感がある。経済成長至上主義、消費至上主義の持続可能性の無い欧米スタイルが世界に広まっていく。パラダイムシフトを起こすのは非常に困難だとの帰結。消え去った古代文明のように現在の文明も終わりを迎える時が今の世代のうちに来るのだろうか…
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ー 人間の特質は性悪なものであり、富や教育によっても善良にはなれない。テロ行為の首謀者の出自は貧しくなく、また無学でもない。彼らのほとんどは高学歴だ。 ジャレドダイヤモンドやユヴァルノアハラリのようなスケールで人類の歴史を語るダニエルコーエン。成長とは麻薬であり、幸せを感じるの...
ー 人間の特質は性悪なものであり、富や教育によっても善良にはなれない。テロ行為の首謀者の出自は貧しくなく、また無学でもない。彼らのほとんどは高学歴だ。 ジャレドダイヤモンドやユヴァルノアハラリのようなスケールで人類の歴史を語るダニエルコーエン。成長とは麻薬であり、幸せを感じるのは成長が加速する時だとインタビューで発したが、まさに人類は成長に取り憑かれた生き物だ。グローバルに開かれた資本主義は競争による継続的成長を必要とするイデオロギーだが、資本主義でなくとも、人間同士は常に、権威などのステータスやセックスにおける異性の獲得、金銭などのスコアを競い「他者より多く」を求めて止まない。この点、多くを獲得し得た者は他者に支配を及ぼす性悪な存在とも言える。スコアやセックスを求め、その過程で勝ち抜き=成長という麻薬に取り憑かれた、終わりなき努力家たちという事だ。 種としては、権威あるものが多く子孫を残すだけではなく、権威なき「力無き夫婦」同士で補欠の人類を作り環境変化の多様性に備えた。しかし、人口増は一人当たりの所得を減らし、耕作可能な土地が不足するというマルサスの法則のような状況が起こり、人口過密化が齎す感染病、支配欲がぶつかり合い戦争に発展する。 定住化した人類は、シュメール文明、エジプト文明、クレタ文明、インド文明、中国文明など青銅や文字の発明とともに文明を発展させた。これらの中で支配力を強めたのが西欧文明だった。文明間での腕力による序列、つまりミリタリーと外交、政治力や経済力が全てを決していく。 戦争は融合の過程なのか、個々の領域を尊重し合い、技術革新により特定範囲内での安定した自給自足が実現すれば、支配欲やセックスのための権威争いも穏やかになり、やがて人類は増殖を終えるのではないだろうか。そして増殖が戦争を齎すならば、平和とは世界規模での草食系化をプロセスに必要とするような気がする。このプロセスを更に一段上げるのは、量子コンピュータかAIか核融合技術か。
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“経済成長"は、人類を“幸せ"にしたのか? ヨーロッパを代表する経済学者による、欧州で『銃・病原菌・鉄』を超えるベストセラー! いかに経済が、文明や社会を創ってきたか? そして、21世紀、資本主義と人類はどうなるのか? 世界15カ国で翻訳刊行。「間違いなく21...
“経済成長"は、人類を“幸せ"にしたのか? ヨーロッパを代表する経済学者による、欧州で『銃・病原菌・鉄』を超えるベストセラー! いかに経済が、文明や社会を創ってきたか? そして、21世紀、資本主義と人類はどうなるのか? 世界15カ国で翻訳刊行。「間違いなく21世紀を生きる人類の必読書である。その面白さは、『銃・病原菌・鉄』を超える傑作である! 」(「ル・モンド」)。 「経済学」というコンパスを使った、世界史・人類文明史への壮大なる旅――。経済が、いかに文明や社会を創ってきたのか? 古代文明の人類初のグローバリゼーションから、現在のグローバル経済へ。1930年代の世界大恐慌から、2009年の世界金融危機へ。古代中華帝国から、現代中国へ……。アダム・スミス、マルサス、リカード、マルクス、シュムペーター、コンドラチェフ、ケインズ、ハイエク……、経済学の巨匠たちとともに、人類の過去と未来を旅し、21世紀世界が直面する課題の答えを探る。 第1部 なぜ西欧が経済発展したのか?―経済成長という“悪徳の栄え”の法則と教訓(文明と経済の起源;停滞の中世から奇跡の近代へ;マルサスの法則;解き放たれたプロメテーウス;永続する経済成長) 第2部 繰り返される経済的繁栄と危機―戦争と平和/狂騒と恐慌の時代の法則と教訓(世界戦争の経済的帰結―ドイツに別の選択肢はあったのか?;史上初の世界恐慌;高度経済成長は、私たちを幸せにしたのか?;福祉国家の誕生と終焉;戦争と平和の経済学) 第3部 グローバル化/サイバー化する経済と社会―二十一世紀を動かす新たな法則とは?(復興する中国とインド;歴史の終焉と文明の衝突;二十一世紀資本主義とエコロジー;新たに世界を襲った金融危機;非物質的な資本主義と経済法則) おわりに 人類初となる時代への突入―求められる思考法の転換
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