商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 自由社 |
発売年月日 | 2013/03/04 |
JAN | 9784915237744 |
- 書籍
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希臘から来たソフィア
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希臘から来たソフィア
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
昨今日本を席巻しているグローバル主義、新自由主義の真実を小説を用いて具体的に且つ明快に表す本。これを読むと今の日本がいかに危ういところにきているか分かり非常に恐ろしくなる。日本人の政治に対する無関心が日本を壊している事に全日本人は早く気づくべき!
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若手政治家候補とギリシアからの留学生のツンデレ交流を通じて、グローバリゼーション、新自由主義を修正するお話。ひねりがあるわけではないですが、節々に国家とは何か、ということを盛り込んできます。ただ国粋主義に振ろうというのではなくて、ギリシアの宗教観と日本の、いわゆる融通無碍な宗教観...
若手政治家候補とギリシアからの留学生のツンデレ交流を通じて、グローバリゼーション、新自由主義を修正するお話。ひねりがあるわけではないですが、節々に国家とは何か、ということを盛り込んできます。ただ国粋主義に振ろうというのではなくて、ギリシアの宗教観と日本の、いわゆる融通無碍な宗教観を比較しつつ、真ん中ぐらいに落とし所を…ということか。 日本の在り方に多様な意見があるように、ギリシアの状態にも本来多様な意見があってよいのかな、とも思うのだけど、不勉強につき真実はわかりません。 ところで、政治家は出てくるが、あまり政治の話ではない。意見をぶつけあうことなく、いつも同じひとことで乗り切る人の影が、現実にも作品にもちらつくなあ…。
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経済についての学びという意味ではこの形で面白くためになった。小説という観点からは終わりがすっきりしなかった。一応はハッピーエンドなのだろうけれども、一度期待させておいて落とし、そして最初の期待の所までまた戻らせても、読者としてはプラスマイナスゼロ以下の気分。期待が裏切られた期間が...
経済についての学びという意味ではこの形で面白くためになった。小説という観点からは終わりがすっきりしなかった。一応はハッピーエンドなのだろうけれども、一度期待させておいて落とし、そして最初の期待の所までまた戻らせても、読者としてはプラスマイナスゼロ以下の気分。期待が裏切られた期間が長い分不愉快だった。 学びの面でためになったところは、新古典主義について詳しく知れた事。グローバリズムのもてはやされ方は、私も主人公らが感じた事と同じように感じたが、何が悪いのかがこの小説ではっきりと見えたと思う。 「新古典主義にしても共産主義にしても、社会制度構築という点では同じ」という言葉にははっとさせられた。(P177) 著者は「誇りを失った日本人が一番この国をダメにした」と登場人物に言わせている。深く頷いた。(P215) 小説の体裁という面で難があると思ったので星三つ。
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