商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朔北社 |
発売年月日 | 1995/01/01 |
JAN | 9784931284050 |
- 書籍
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一杯のおいしい紅茶
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一杯のおいしい紅茶
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
オーウェル、偏屈だなぁ。 タイトルにある、紅茶について書かれているのは一編のみ。 家のつくりのこと、世相のことなどオーウェル独自の視点で語られる。 小説しか読んだことがなかったので、こうして生身のオーウェルが感じられるエッセイが読めるのは嬉しい。
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ジョージ・オーウェルのエッセイ集。中でも、政治批評のような硬いものでなく、ライフスタイルや文筆業についてなど、軟らかめの話題のものがセレクトされた一冊。 オーウェルといえば、『動物農場』(未読)、『1984』(未読)といった怖い本。安易に読むと多大なるダメージを受けるという評判な...
ジョージ・オーウェルのエッセイ集。中でも、政治批評のような硬いものでなく、ライフスタイルや文筆業についてなど、軟らかめの話題のものがセレクトされた一冊。 オーウェルといえば、『動物農場』(未読)、『1984』(未読)といった怖い本。安易に読むと多大なるダメージを受けるという評判なので近寄らないことにしていたのだが、ブックオフでこのタイトルと著者名の取り合わせを見たとき、「お、これなら大丈夫なのでは」と光明が射した気分に。 エッセイ集によくあることだが、はじめの数篇はとても面白くて、その後はそうでもなく(当時の状況がわからないとスッと入ってこない内容など)、飛ばし読みしつつの読了。私の記憶内読書データベースとの照合では、なんとなく、丸谷才一を読んでいる感覚に似ている気がした。 もしどこかでこの本を見つけたら、『一杯のおいしい紅茶』『イギリス料理の弁護』『パブ「水月」』『ビールを飲む理由』『クリスマスの食事』『暖炉の火』だけでも立ち読みする価値あり。ここまででせいぜい40ページほど。『1984』みたいな凄いもの(読んでないけど)を書いてしまう凄い人なのだろうけど、これらのエッセイを読むと、何かすごくとんがった苛烈な思想の持ち主というよりは、「便利さも不便さも、行儀のよさも悪さも、自国への誇りも批判も、文明礼賛も自然礼賛も、何事も適度がいいよね」という普通の生活感覚をもった普通の人で、その感覚をちゃんと人々に読ませる言葉にできる力のある人なんだなと思える。文章にはクスッと笑えるユーモアもある。 ともあれ私もこれで、ついに「オーウェルを読んだことのある人間」になれたのでした。なれましたとも。
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https://yasu-san.hatenadiary.org/entries/2017/11/17 文庫版 https://www.amazon.co.jp/dp/4122069297/
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