商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大洋図書 |
発売年月日 | 2013/02/28 |
JAN | 9784813012672 |
- 書籍
- 新書
アイズオンリー
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アイズオンリー
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商品レビュー
4
15件のお客様レビュー
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元全盲の少年だった攻めと、その頃図書館で読み聞かせしてあげてた受け。「見ること」についてよく練られた構成だった。受けが過去に、攻めに酷いことをして…というほのめかしもあってか、するすると読めました。あと、受けの秘密とか。 とてもネタバレになりますが、 受けの秘密は、TVの知識で知っていたので、途中でそうかも?と勘づいた。この障害を持った人の小説を読んでみたかったので、それがBLとして読めたのは棚ぼたでした。とても興味深く読ませてもらいました。 しかし受けの、相手を傷つけても逃避する、保身的な態度が、理解はできるけどいまいち受け入れがたく…。秘密を打ち明けられないトラウマみたいなエピソードが具体的にあったら納得いったかもですが。
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特殊なお仕事、複雑なバックグラウンドを持ったが故の固有の物の見方考え方を持った人たちの心情の捉え方を書かせると強いなあ。 すごーく好きなお話でした。 かつて目が見えなかったことから触れることで確かめる癖を持つ数馬と、相貌失認の病から人と深く関わることを避けている縁。 初恋の相手との再会と、心の傷をゆっくりと回復していくまでの優しさ満ち溢れたお話。 数馬のフットワークの軽さには驚かされますが、この軽やかさと会話のテンポの軽妙さは一穂ワールドの本領発揮だなと。綺麗でやわらかく心を掬い取っていく言葉運びは切り抜いてしまっておきたいものばかり。 序盤から思いっきりエロシーンがあり、ムクさんの挿絵もがっつりその手の場面でおっ、おうとなりましたが(なんせ口絵もそのシーン)一穂節ならではのざっくばらんな男同士のやりとりが楽しくて好きなのです。 会話のやり取りの楽しさ、いまひとつしっくりこない翌朝のやり取りを経て、「友達なんだかなんなのか」な和馬が縁にとってかけがえのない相手に変わり、それ故に真実を知られることを恐れてしまう縁の気持ちの移り変わりがとても切なかった。 縁の抱えた癒えない孤独や不安をそっと包んでくれる数馬の優しさがとても好きです。 タオルケットに添えたメッセージ、愛おしくくるまって目を瞑る縁、突然泣いてしまった縁に何も言わずに寄り添ってくれる数馬のくだりがすごく好き。 ひとの顔、表情がわからないゆえの寂しさや戸惑い、孤独感が数馬の存在によって丁寧にやわらかに溶かされていく様が心地よく穏やかで、小椋ムクさんの優しいイラストにとてもあっていました。
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縁がかかえている問題は他人事ではなくて、はらはら読んだ。 小椋ムク先生の絵は好きだけど、数真のあっけらかんとした強引さには少々物足りない感じが、、、。見かけと違う意外さ、でいいのかな?
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