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検証 福島原発事故・記者会見(2) 「収束」の虚妄
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2013/03/01 |
JAN | 9784000246835 |
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検証 福島原発事故・記者会見(2)
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検証 福島原発事故・記者会見(2)
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東京電力の下請け会社が、次々と廃炉作業から撤退して いるとの報道があった。さもありなん。 当時の野田首相が「冷温停止状態」などという、どういう状態 なのかよく分からん言葉まで使って福島第一原発の事故収束 宣言を出した。 会見の模様をテレビで見ながら「どこが収束してんだよ」と ...
東京電力の下請け会社が、次々と廃炉作業から撤退して いるとの報道があった。さもありなん。 当時の野田首相が「冷温停止状態」などという、どういう状態 なのかよく分からん言葉まで使って福島第一原発の事故収束 宣言を出した。 会見の模様をテレビで見ながら「どこが収束してんだよ」と プンスカしながら突っ込んでいたっけ。 本書は前著『検証 福島原発事故・記者会見-東電・政府は 何を隠したのか』に続く第2弾である。 野田首相が行った収束宣言は、政府と東電に都合のいい ものだった。だって、「事故は収束しましたよ」って言って しまえば「もう危険じゃありませんよ」と同じだもの。 でも、危険なのには変わりはないのだ。それなのに、原発 内で作業にある作業員さんの危険手当は削られ、避難して いる方たちの一部は一方的に補償をストップされる。 東電が一部を公開したテレビ会議も当初は録画していない と言い張ってたんだね。しかも、公開するに当たっても かなりの条件をつけている。 時が経つごとに東電の記者会見の回数もどんどん減って来 ている。そうして、メディアも時折、思い出したように取り上げ るだけ。 福島の人たちのみならず、多くの国民を不安にし、巨額の税金 を投入し、それでも東京電力は変わらない。情報の公開より も、保身が第一。 東電が、監督官庁が、保安院や安全委員会が、それぞれに 責任逃れをし、そのツケを引っ被るのは一体誰だ? 前著よりも記者会見の記述は少なくなっているが、それでも 東電と政府の欺瞞を暴き出している。 忘れちゃいけない。原発事故は終わっていない。汚染水は 今でも漏れている。廃炉への道は遥かに長い。作業員さん の労働環境だって改善していない。 何よりも、避難している人たちが故郷へ還るめどが立って いないのだから。
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