商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2013/02/13 |
| JAN | 9784334752675 |
- 書籍
- 文庫
緋文字
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緋文字
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3.8
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【目次】 訳者まえがき 序文――第二版に寄せて 税関――『緋文字』序 第1章 獄舎の扉 第2章 広場 第3章 見覚え 第4章 対面 第5章 針仕事をするヘスター 第6章 パール 第7章 総督邸の広間 第8章 小妖精と牧師 第9章 医者 第10章 医者と患者 第11章 心の奥...
【目次】 訳者まえがき 序文――第二版に寄せて 税関――『緋文字』序 第1章 獄舎の扉 第2章 広場 第3章 見覚え 第4章 対面 第5章 針仕事をするヘスター 第6章 パール 第7章 総督邸の広間 第8章 小妖精と牧師 第9章 医者 第10章 医者と患者 第11章 心の奥 第12章 牧師の眠らない夜 第13章 ヘスター再考 第14章 ヘスターと医者 第15章 ヘスターとパール 第16章 森の道 第17章 牧師と信者 第18章 あふれる陽光 第19章 川辺の少女 第20章 迷路の牧師 第21章 ニューイングランドの祝日 第22章 行列 第23章 緋文字の出現 終章 結末 解説 小川 高義 年譜 訳者あとがき 【感想】 何が起きたのか(姦通 adultery の罪)は早々に明かされ、むしろ起こったことに対しての三者三様のむきあい方が物語の中心。牧師と医者の2人の男たちがいずれも秘密を抱えながら生きることで次第に身をやつし、凶相を帯びてゆくのと対照的に、罪の証しとして緋色のAの文字を胸につけて生きていくよう宣告された女は、衆目に晒される辛さとひきかえに、通常の社会規範に縛られない自由な思考や強靭な感性を身につけていく。 やはり課せられた責任から逃げ出さず、正面から引き受けて生きぬくことが、強く健やかでいられる秘訣なのかな。 【備忘】 - 舞台は17世紀半ばのボストン。姦通(adultery)の罪を犯した女ヘスター・プリン、前途有望な牧師ディムズデール、謎の医者チリングワースの3人がそれぞれの秘密を抱えながら、ニューイングランドの厳格なピューリタン社会を背景に一種の心理劇を繰り広げる。 - ヘスターが真摯に罪に向き合い謙虚に暮らした結果、次第に人びとから赦しのまなざしさえ向けられるようになる一方、罪や憎しみを秘めたまま真っ当な人間のふりをして暮らす男2人の変貌ぶりが痛ましい。 - いちおう主人公はヘスターだけど、三者の内面をつまびらかに抉り出そうとするかのような語り手の存在感がかなり大きい。 - 大人たちの罪はさておき、生まれた子どもに罪はない。その点、娘のパールが生き生きと育ち、わりと幸せそうなのがよかった。 - 訳者による解説がわかりやすく、日本でいうと江戸時代が終わる頃の作者が江戸時代の初めらへんに起こった事件を語ったようなもの、という説明にはなるほどと思った。 - 『ボヴァリー夫人』とかもそうだけど、名作とされる古典文学は姦通だの不倫だのが少なくない気がする。男女の規範からの逸脱がこうも熱心に読まれるのは、もはや人類のさがというか、無意識の欲望でさえあるのか。とりあえず女1+男2の主要人物が出てきたら、「これは怪しい……」と警戒してみてもいいかも。
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面白かった。 話がシンプルな作りで、加えて細かい章に分けられていて読み進めやすかった。 現代の日本の感覚なら不倫程度でこんなに罪になるか?と思ってしまうが、アメリカの当時の価値観なのだろうな。 牧師とヘスターがどのように罪を犯したのかはほぼ描写がないが、それは敢えての事なのだ...
面白かった。 話がシンプルな作りで、加えて細かい章に分けられていて読み進めやすかった。 現代の日本の感覚なら不倫程度でこんなに罪になるか?と思ってしまうが、アメリカの当時の価値観なのだろうな。 牧師とヘスターがどのように罪を犯したのかはほぼ描写がないが、それは敢えての事なのだろう。 最後の最後で牧師により破滅の運命から逃れられた場面が印象的。罪を背負う辛さの描写が生々しい。
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罪の象徴の緋文字が、やがてはその元々の目的が薄まっていく。 不倫の罪を裁かれ、緋文字を生涯付けることを余儀なくされたヘスター・プリン。彼女は誰が相手かを決して口外することなく、人々の冷たい視線も受け入れて、毅然と生きていく。不倫によって生まれた娘パールを育てながら。 よほどの理...
罪の象徴の緋文字が、やがてはその元々の目的が薄まっていく。 不倫の罪を裁かれ、緋文字を生涯付けることを余儀なくされたヘスター・プリン。彼女は誰が相手かを決して口外することなく、人々の冷たい視線も受け入れて、毅然と生きていく。不倫によって生まれた娘パールを育てながら。 よほどの理由があったにせよ、自分が犯した罪は罪として受け入れる。でも、それに押しつぶされないで、黙々と、毅然と生きていく。それはいいのだが、もう少し、ヘスターと牧師のことを掘り下げて書いて欲しかったと思う。
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