朱子の霊言 時代を変革する思想家の使命

大川隆法【著】

• 販売会社／発売会社: 幸福の科学出版
• 発売年月日: 2013/02/04
• JAN: 9784863953024

商品レビュー

2018/08/20

2018/08/20

　・儒教の中興の祖である朱子先生の霊言。王陽明先生との対比も勉強になるが。

　・思想の核は「理気二原論」。「理」とはプラトン哲学でいうイデアに相当。「気」とは霊的なエネルギーが物質化して出てきたもの。いわば、理を3次元世界において実現するに当たって気が必要である、という考え方だそう。なるほど。

　・朱子様のご使命は、仏教が入ってきた中国の儒教を立て直す点にあった。

　・儒教は、体制を安定させ秩序を作る、平和の学問である。上下をしっかりつけるが教義性は低い日本神道に対して、儒教が注釈を付けるような関係にあり、日本神道との親和性は高い。

　・朱子様は、この世において成功するという「出世の学」も唱えられた。

　・今後は、中国（現・唯物思想・社会共産主義）とインド（仏教国）との対立構図が生まれるだろう。

　・中国は情報統制などもしているが、「光の天使」も相当入っている。現在眠っているだけだが、経済をえさにつる鄧小平とは違い、習近平は軍事路線であるので、いつか崩壊するだろう。

　・朱子様は、次はインドに生まれて、カースト制のしばりなどの厳しいしばりをとき、文明開化を成し遂げるご予定。

　個人的に、なるほどと思うこともあった。次の世界はインドと中国が二分すると考えていた。2013年の書籍だが、果たして今後どうなってゆくか。