商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2013/01/24 |
| JAN | 9784309273143 |
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
取っ掛かりがあればそれをなんで?って追求していくことの多さたるや。ここまで考えて作っているなんてとても途方も無い気がした。しかもそれっていうのは観客が気づく可能性がとても薄いし、わかってもその場限りの肯定くらいで終わる。まあでも大抵作り手の考えなんてのは観客にダイレクトに伝わるこ...
取っ掛かりがあればそれをなんで?って追求していくことの多さたるや。ここまで考えて作っているなんてとても途方も無い気がした。しかもそれっていうのは観客が気づく可能性がとても薄いし、わかってもその場限りの肯定くらいで終わる。まあでも大抵作り手の考えなんてのは観客にダイレクトに伝わることはなくて、むしろあるなんて暴力的で良くないか。何かを表現したいって欲求よりも単に面白いからっていうような感じになっていくのかも。歳を重ねる内or評価されている演出家は。
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著者の自伝的な演劇論。とても面白かった。 劇作家という自分の仕事に対して真摯に向き合い、つねに考えながら丁寧に仕事を行っていくという職人気質が文章のあちこちから垣間見えた。伝統的な演劇とは一線を画した「新しい現代演劇の旗手」と言われ、海外でも評価され、しかし筆者が持つ問題意識はいたってシンプルなものだと思った。ことばと身体性の問題、観客の視点、演劇の持つ公共性、芸術の社会に対する意味・・・ 筆者が持つ演劇の持つ根源的な本質とつながっていきたいという欲求は、「信頼」に他ならないと思う。そして自分はといえば、「根源的な本質」を確かに信じている人を信頼し、応援していきたいなあと思う。
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