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女神の太腿 廣済堂文庫
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女神の太腿 廣済堂文庫

安藤仁【著】

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女神の太腿 廣済堂文庫

691

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 廣済堂出版
発売年月日 2013/01/21
JAN 9784331615171

女神の太腿

¥691

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2015/03/30

飄々とした主人公の淡々とした日常に描かれる艶っぽい官能

この作者と廣済堂文庫は『花びら~』のタイトルで長くタッグを(表紙カバーイラストも同じく)組んできたが、それらとはまた違ったテイストを狙ったのだろうか、少なくとも表紙から感じる印象は異なる作品だと思う。 流浪の旅に出た34歳の主人公が訪れた山間の農村を舞台にした物語は淡々と進...

この作者と廣済堂文庫は『花びら~』のタイトルで長くタッグを(表紙カバーイラストも同じく)組んできたが、それらとはまた違ったテイストを狙ったのだろうか、少なくとも表紙から感じる印象は異なる作品だと思う。 流浪の旅に出た34歳の主人公が訪れた山間の農村を舞台にした物語は淡々と進む印象。実は物語というほどドラマチックでもなく、お人好しな主人公がお手伝いがてらに村のあっちに行ったりこっちに行ったりしながら女性達と出会い、触れ合い、カラダをも通わすエピソードが連なっているような構成と言える。メイン格のヒロインは2人いてサブヒロインもいる全8章は時間経過も割と感じる流れ。確かに善人ではある主人公はやや優柔不断なところがあって言動や態度に時折判然としないところもあるのだが、その流されているような、漂っているような主人公の飄々とした振る舞いには憎めないところもあって悪くない。 女性達は魅力的で官能描写も概ね良好。とりわけメイン格のヒロイン2人はそれぞれ主人公に惹かれ(そもそも1人は主人公と既知の間柄)、カラダだけでなくココロも通わせるようになっていくのだが、終盤でお互いの存在を知り、二股をかけられていたことを知って愛想を尽かされるのか?といったところが一応のクライマックスにはなっている。ただ、これもまた淡々に描かれているため、結末も含めてやけにあっさりしている印象である。 ドロっとした後ろ暗さや湿り気もあまりなく、ライトなタッチを手軽に読む作品と言えるであろう。

DSK

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