1,800円以上の注文で送料無料

近代秀歌 岩波新書
  • 新品
  • 書籍
  • 新書

近代秀歌 岩波新書

永田和宏【著】

追加する に追加する

近代秀歌 岩波新書

1,100

獲得ポイント10P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/01/24
JAN 9784004314073

近代秀歌

¥1,100

商品レビュー

4.4

23件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/06/13

100の短歌が素晴らしい。解説と鑑賞も歌の理解を深め、その文章からは短歌への愛情と理解の深さがひしひしと伝わる。

Posted by ブクログ

2024/06/10

最初は解説が冗長だなと思いながら読み進んだが、膨大な文化的財産を後世に継承するための、現代の若者たちに向けての著者の熱きメッセージであると感じるに至った。 教養とは人間関係の基盤であり、その共有は喜びであり、何なら礼儀でさえあると説く。その継続こそが文化の継承であると。実に痛み入...

最初は解説が冗長だなと思いながら読み進んだが、膨大な文化的財産を後世に継承するための、現代の若者たちに向けての著者の熱きメッセージであると感じるに至った。 教養とは人間関係の基盤であり、その共有は喜びであり、何なら礼儀でさえあると説く。その継続こそが文化の継承であると。実に痛み入ります。

Posted by ブクログ

2024/02/29

永田和宏さんの『現代秀歌』がとてもよかったので、こちらは私にはたぶん難しいのではないかと思いましたが拝読しました。 思ったほど難しさは感じられずとてもわかりやすい解説でした。 本書で著者の永田和宏さんは近代以降に作られた歌の中から100首を選んで解説と鑑賞をつけるという作業を行...

永田和宏さんの『現代秀歌』がとてもよかったので、こちらは私にはたぶん難しいのではないかと思いましたが拝読しました。 思ったほど難しさは感じられずとてもわかりやすい解説でした。 本書で著者の永田和宏さんは近代以降に作られた歌の中から100首を選んで解説と鑑賞をつけるという作業を行ったそうです。落合直文から土屋文明までの歌を取り上げたそうです。 第一章恋・愛 与謝野晶子、与謝野鉄幹、晶子の元恋人の河野鉄南、鉄幹と三角関係だった山川登美子などの関係がわかりました。 プロの歌人たちにとったアンケートで相聞歌の一番と二番は <木に花咲き君わが妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな> 前田夕暮『収穫』 <君かへす朝の敷石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ> 北原白秋『桐の花』 第二章青春 <不来方のお城の草に寝ころびて  空に吸はれし  十五の心> 石川啄木『一握の砂』 が、私も盛岡市に以前住んでいて岩手公園のこの石碑のあるところを何度も歩いたことがあり懐かしかったです。 近代歌人の中で最も愛唱歌の多い歌人は啄木だそうです。 そして愛唱性のある歌人で啄木と双璧をなすのが若山牧水。 第五章日常 <白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり> 若山牧水『路上』 第六章社会と文化 <はたらけど  はたらけど猶わが生活楽にならざり  ぢっと手を見る> 石川啄木『一握の砂』 第七章旅 <幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく> 若山牧水『海の声』 <ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲>  佐佐木信綱『新月』 第九章孤の思い <白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ> 若山牧水『海の声』 第十章死 <のど赤き玄鳥ふたつ屋りにゐて足乳根の母は死にたまふなり> 斎藤茂吉『赤光』 愛唱歌の多いという啄木と牧水ばかり取り上げてしまったような感がありますが、近いうちに啄木と牧水の歌集を読んでみたいと思っています。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品