商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/12/29 |
JAN | 9784087714920 |
- 書籍
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ホテルローヤル
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ホテルローヤル
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商品レビュー
3.2
506件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どの話も幸せそうな人がおらず滅入りそうだがどこか軽さや強さが見え、それによってするすると読ませられたと感じる。 とは言え、檀家さんと契約する話は何だか気色悪く、読み返せないなと思う。 要所要所に組み込まれるニオイの表現が話の想像をより鮮明に浮き上がらせ、それが見事な爪痕になっている。 話の順番がまたいい。 最後に希望がありそうな話を配置してあるが、読者はその先に光はない事を知っている。暗闇がせまっている怖さを、読者だけが感じるこの組み立て。流石。
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ある地方のラブホテルの栄枯盛衰をどんどん遡っていく連作短編集。 ラブホテルというある意味負のパワーと生のパワーが渦巻く場所で、経営者、利用者、従業員が色々な想いを抱きながら生きていて、そして廃れて廃墟になっていく。 人間って悲しくも愛しい生き物だなとしみじみ思います。
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誕生から廃墟と化すに至るまでの、ラブホテル「ホテルローヤル」を舞台に、時系列前後しながらの、そこを利用した人々、そこで働いていた人々の物語。1話だけ文中に「ホテルローヤル」が出てこないが、それがこのホテルの運命を決定させている。 最後に「ギフト」という物語が来てホテルローヤルに...
誕生から廃墟と化すに至るまでの、ラブホテル「ホテルローヤル」を舞台に、時系列前後しながらの、そこを利用した人々、そこで働いていた人々の物語。1話だけ文中に「ホテルローヤル」が出てこないが、それがこのホテルの運命を決定させている。 最後に「ギフト」という物語が来てホテルローヤルに対して絶妙な余韻を与える。
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