商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2012/12/21 |
JAN | 9784532355319 |
- 書籍
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日本は赤字国家に転落するか
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日本は赤字国家に転落するか
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
日本銀行出身の著者が、昨今の日本の貿易赤字化をどうとらえるべきかについて、解説している。本書は、137ページほどのボリュームながら、主張が一貫してあり、読み応えがあった。 氏曰く、「日本の最重要政策課題が『需要刺激とデフレ解消』ではないことは明らかであり、政府は、供給能力の強化を...
日本銀行出身の著者が、昨今の日本の貿易赤字化をどうとらえるべきかについて、解説している。本書は、137ページほどのボリュームながら、主張が一貫してあり、読み応えがあった。 氏曰く、「日本の最重要政策課題が『需要刺激とデフレ解消』ではないことは明らかであり、政府は、供給能力の強化を目的にしたサプライサイド政策を早期に実施する必要がある。」としている。「経常黒字から経常赤字への転換、供給過剰から供給不足への転換の下で、円高から円安への転換、デフレからインフレへの転換、そして、金利上昇、という大転換が起こる。この結果、財政破綻リスクにより大きな注目が集まれば、社会保障費の大幅削減が不可避になるだろう。」と予測する。 「デフレの正体」では、少子化によって、需要が慢性的に減っていくことに焦点を当てていたが、本書は、供給力不足に目を向けているのが特徴的である。したがって、少子化による労働力不足もさることながら、工場の機械、小売店の売り場、企業のオフィス、オフィスの機械設備、ホテル、空港、港湾、道路、エネルギー施設、などが平均的に古くなり、老朽化することによる生産性の低下を問題にしている。確かに、最近高速道路のトンネル事故含め、社会インフラの老朽化自体は、今後財政も限られる中、解決が難しい問題として気にしていたが、それが、日本の経常赤字に影響を及ぼすという点は自分自身もあまり考えたことがなかった。 本書が描くような将来(しかも直近!)になってほしくないと思うものの、非常に説得力があった。安易な楽観論に乗ることなく、現実を直視する必要があるだろう。
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働き手はものすごいペースで減っていく。よほどの不景気にならない限り、人手不足は急速な速度で顕在化するだろう。賃金デフレは早晩、終息するだろう。 経常黒字から経常赤字への転換、供給過剰から供給不足への転換の下で、円高から円安への転換、デフレからインフレへの転換、そして金利上昇とい...
働き手はものすごいペースで減っていく。よほどの不景気にならない限り、人手不足は急速な速度で顕在化するだろう。賃金デフレは早晩、終息するだろう。 経常黒字から経常赤字への転換、供給過剰から供給不足への転換の下で、円高から円安への転換、デフレからインフレへの転換、そして金利上昇という大転換が起こる。この結果、財政破たんリスクにより大きな注目が集まれば、社会保障費の大幅削減が不可避になるだろう。
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空洞化が空洞化を呼ぶ 構造的な貿易赤字 エネルギー輸入増 所得収支も減少するはず 供給能力の減少でデフレからインフレへ円高から円安へ、 デフレキャップの解消は総需要の増加ではなく供給の減少の現れ 国内預金の流出 遅すぎる円安転換 日銀の国債購入の増額によって国内預金が流出する ...
空洞化が空洞化を呼ぶ 構造的な貿易赤字 エネルギー輸入増 所得収支も減少するはず 供給能力の減少でデフレからインフレへ円高から円安へ、 デフレキャップの解消は総需要の増加ではなく供給の減少の現れ 国内預金の流出 遅すぎる円安転換 日銀の国債購入の増額によって国内預金が流出する インフレ転換、長期金利上昇、利払い費増加、財政緊縮、内需クラッシュ
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