古城のロマンス ハーレクイン文庫

ベティニールズ【作】, 三木たか子【訳】

• 販売会社／発売会社: ハーレクイン
• 発売年月日: 2012/12/24
• JAN: 9784596934918

商品レビュー

2013/08/24

10頁目でうざい未来の姑がもう出てきた。もしかしてまた嫁姑の争いなのか？ 前読んだのも嫁姑戦争、親離れ出来ない夫みたいな話だったよ…。しかも、医者（彼氏）と看護師（主人公）のカップルでお金はあるだろうに妙にケチくさくて、ダイエットしろとか言って指示書まで書いてきたよ！ やめちまえよこんな男!! 完全に小町物件だよ、とまたもやうっとり出来ないハーレクインな予感。
100頁まで読んだ。婚約者のハンフリーからだんだん心が離れつつある主人公のユージニア、微妙な距離感を保ちながらユージニアの父親や弟妹と親交を深めるドクター・グレンフェル。外堀から埋めてく感じ？

ラスト10頁にしてやっと古城が出て来たよ！ ドクター・グレンフェルと二人で来た出張先のハイデルベルクで、午後半休になったヒロインが散策に行くみたい。ロマンスも出て来るかな！

読み終わったー。ハンフリーと婚約破棄したユージニア、いつの間にかこちらも婚約破棄してたドクター・グレンフェルとハイデルベルクの古城で結婚式を挙げるところでハッピーエンドらしい。

ぶつくさ言ってるうちにちっともうっとり出来ないまま、読み終えてしまった。仕事を頑張るヒロインが、自分からしょうもない婚約者を捨てたところは良かった。ちょっとだけすかっとした。

そうそう、長年疑問だったのが「ハーレクインにエロいシーンはあるのか」ということだったんだけど、今回読んだ『古城のロマンス』にはエロいシーンは一切無くて、婚約者のハンフリーなんて「ぼくは婚前交渉には賛成しない。母さんが耳にしてなくてよかったよ」って言ってた。