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金曜官邸前抗議 デモの声が政治を変える
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2012/12/17 |
JAN | 9784309246109 |
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金曜官邸前抗議
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金曜官邸前抗議
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
著者は首都圏反原発連合の名付け親にして主要メンバーである。当初300人で始まった総理官邸前における原発再稼動反対デモ活動は10万人に膨れ上がり、大きな社会現象となっている。この本はそんな経緯を記したものだ。しかし今なお大飯原発は再稼動したままだ。デモは無駄なのだろうか。いや全くそ...
著者は首都圏反原発連合の名付け親にして主要メンバーである。当初300人で始まった総理官邸前における原発再稼動反対デモ活動は10万人に膨れ上がり、大きな社会現象となっている。この本はそんな経緯を記したものだ。しかし今なお大飯原発は再稼動したままだ。デモは無駄なのだろうか。いや全くそんなことはない。当初なし崩し的に再稼動がされると思われていた原発は、その後は一機も稼動していない。さらに原子力規制委員会は既存の原発下に活断層があることを次々と公表し、日本に原発が不向きであることを証明して見せた。デモの影響は間違いなく存在している。そもそも電気が不足していないのに原発の追加は有り得ない。とは言え自民党政権が復活し、原発推進は電気料の大幅アップを武器に再稼動気運を盛り上げてくるだろう。金の力は強いね。原発建設も結局は金の力だ。
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東日本大震災と同時に起きた福島第一原発事故。事故後に始まった毎週金曜日の官邸前抗議を、中心から見てきた著者が詳細に振り返ったドキュメント。 それまでの市民運動とは違った、“ふつうの”個人個人が原発を再稼働させようとする政府に対する怒りをもって集まってきた。その数はどんどん膨れあが...
東日本大震災と同時に起きた福島第一原発事故。事故後に始まった毎週金曜日の官邸前抗議を、中心から見てきた著者が詳細に振り返ったドキュメント。 それまでの市民運動とは違った、“ふつうの”個人個人が原発を再稼働させようとする政府に対する怒りをもって集まってきた。その数はどんどん膨れあがり、最初の声かけ人たちはいかに一人の逮捕者も出さずに抗議行動を実行するか、警察と必死で対峙する。明石の花火大会での事故のように、“主催者”として責任を問われる恐怖を味わいながらも、それぞれがスキルを持ち寄って毎週の抗議行動を支えてきた、その過程はスリリングで各人の努力には頭が下がる。 右翼の街宣車対策で国会周辺では騒音を出してはいけないとか、デモができないような法の網が張り巡らされているのに、毎週人々が集まって抗議行動ができるのはなぜか、中心メンバーたちにも謎だというのが何だか愉快。毎週声を張り上げても効果はあるのか、自問自答を繰り返しながら、それでも「デモができる社会になった」(柄谷行人)という変化の兆しに希望を見い出し、少なくとも民主党政権の「原発依存ゼロ」方針を引き出したと著者は言う。 自民党安倍政権になってまた原始時代に戻り、原発推進へと邁進している現在、それでもやっぱり金曜は国会前へ、官邸へ向かって抗議をしに行こうと強く思う。
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タイトルどおり,フクシマ後に起こった反原発運動の顛末(といってもこれからも続くだろうが…)を内部から描いた力作です。当事者であるからこそわかる集会の問題点などをクリアに描き出しています。労働組合の旗を掲げるのはどうなのか,日の丸の旗を掲げるのはいいのか…マイクを持って自説を展開...
タイトルどおり,フクシマ後に起こった反原発運動の顛末(といってもこれからも続くだろうが…)を内部から描いた力作です。当事者であるからこそわかる集会の問題点などをクリアに描き出しています。労働組合の旗を掲げるのはどうなのか,日の丸の旗を掲げるのはいいのか…マイクを持って自説を展開する人に対してどうするのか…など,ある一定のルールをしっかり守らせながら,しかも国民的な運動を作っていった様子が分かって,おもしろかったです。政府が大飯原発稼働を決めてしまったのですが,他の原発が動いていないのは,この運動のおかげかも知れないと思いました。
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