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対論集 発火点 文春文庫
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対論集 発火点 文春文庫

桐野夏生【著】

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対論集 発火点 文春文庫

607

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/12/04
JAN 9784167602154

対論集 発火点

¥607

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2021/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

敬愛する桐野さんが、執筆されるだけでなく何を議論されたのか。知りたくて、手に取りました。 帯に一番大きく「極私的オトコ論。」とあるけど、これはピンとこないというか、違う気がしています。議論された中で一番強く印象に残ったのは、桐野さんの文学への熱です。「悪意は、文字でしか表せない、言葉でしか表現できない感情です。映画でも難しい」とか、確かにそうかもと思いますし、こんなこと考えながらああいう小説を書いていらっしゃるんだと味わい深かったです。 小説の中で殺人等を多く描く小説家達が、殺すということを議論しているのもおもしろいです。背筋がぞわぞわしてくる怖さも感じましたが。 最初の議論の相手が松浦理恵子さんで、私は「ナチュラル・ウーマン」を積読したままだったから、この後真っ先にナチュラル・ウーマンを読み始めました。

Posted by ブクログ

2020/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これ、「対談集」ではなくて「対論集」なんですね。対談、より、対論、の方が、なんか、カッチリしてそう。学問っぽい。アカデミックな。意見たたかわせまっせ!みたいな。なんか、そんな感じですね。 すげえおもしろかったか、というと、あんまりそんな事はなくて、、、すみません。どっちかゆうたら、「ふーん。なるほどなるほど」と、結構サクッと読み飛ばした感じでした。すみません、、、でも、内容、けっこうヘヴィーというかハードというか、重たい感じでもある、気はした。ちょっと、トゥーマッチな気持ちになったりも、した。すまんです。 桐野さん、色んな方と対論してますけど、自分にとっては、映画監督の西川美和さんとの対論がとにかく抜群にお目当てでしたので、まあ、それを読むことができただけでも感謝、って感じですね。 西川監督、この時点では「ディア・ドクター」が最新作だったのですね。この後、「夢売るふたり」「永い言い訳」と作品発表してるんで、2020年最新の時点での対論とか、してほしいなあ。あと、桐野さん、毎日映画コンクール、というコンクールの審査員で「ゆれる」を観て、講評しているみたいです。その文章、めちゃくちゃ読んでみたい。あの大傑作「ゆれる」を、桐野夏生は、どう観たのか?という事に、興味ありまくりやで。「ゆれる」は、途轍もなく好きな映画なんですよね。 ちなみに、もし実現するのならば、是非とも対談して欲しい感じで言えば。 桐野夏生 × 髙村薫 桐野夏生 × 宮部みゆき この対論、是非とも実現していただきたいなあ。ただ単に、大好きな女性作家だから、というだけなんですが、、、 とまあ。とにかく、桐野夏生×西川美和の対論だけでも、読んだ価値はありました。という、自分にとってはそんな作品でしたね。

Posted by ブクログ

2014/11/04

書店の店頭で、あ、面白そう・・・と手に取って パラパラやりながらあらかた読んでしましました。 丸善さん、ゴメンナサイ。 皆川博子が強烈。 のっけから、フラナリー・オコナーの話が始まるし。 「ゲーテはゲーテを読んでいない」は蓋し名言。

Posted by ブクログ

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