商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/11/09 |
JAN | 9784480429711 |
- 書籍
- 文庫
レ・ミゼラブル(1)
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レ・ミゼラブル(1)
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商品レビュー
4.7
12件のお客様レビュー
卒論のテーマにしようと決めてから3ヶ月かけて読みました…やっと1巻読了… 先は長いけど内容はすっごくおもしろい! スピード上げてここからあと4巻、楽しみながらどんどん読む!
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◎(1〜5)。ユゴーの代表作『レ・ミゼラブル』。映画やミュージカル版では分からない長編小説。1巻から5巻までぜんぶを制覇してみよう。
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19世紀フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーによる、言わずと知れた超名作。演劇や映像作品などで広く知られる。 有名なのでなんとなく大体の筋書きは知っているという人も多いのではないか。自分は高校生くらいの頃(ウン十年前)に読みかけて序盤で挫折した。おそらく最初の司教篇の、歴史うんちく...
19世紀フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーによる、言わずと知れた超名作。演劇や映像作品などで広く知られる。 有名なのでなんとなく大体の筋書きは知っているという人も多いのではないか。自分は高校生くらいの頃(ウン十年前)に読みかけて序盤で挫折した。おそらく最初の司教篇の、歴史うんちくについていけなかったものと思われる。フランス革命からナポレオンの没落に至るまでのアレコレを、今回は興味深く読ませてもらった。新しい訳の本書では、注釈が語句ごとに括弧で入っていて読みやすいが、難しいと思われる箇所は読み飛ばして登場人物の動きだけを追っていってもストーリーはつかめるので問題ない。 第一巻ではまだコゼットが物語の表舞台に登場しない。だがここまででも波瀾万丈でかなりドラマチックだった。そういった物語の展開の面白さの背景に、社会の本質に迫る鋭い洞察、人間の心に潜む善悪を暴く繊細な描写、慈愛を感じる作者の視点など、小説だからこそ表現できるのだろう深みが読みとれる。 話の内容は知っていても、実際に小説を読むと圧巻だった。これはすべての政治家に読ませなければいけない、必修の文化遺産だろうと思った。「感動的な物語」などという美辞麗句で終わらせてはいけないだろうと。これは現代の物語でもあり、いまだ人類社会はこの小説を必要としているのだ。 『この地上に無知と貧困があるかぎり、本書のような性質の書物も無益ではあるまい』 冒頭のこの文句はいまだ有効である。 最後のジャヴェール警部とサンプリス修道女の短いやり取りが、両者の人間性を劇的に描写していて見事。
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