- 新品
- 書籍
- 書籍
訣別 ゴールドマン・サックス
2,090円
獲得ポイント19P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/10/24 |
JAN | 9784062180801 |
- 書籍
- 書籍
訣別 ゴールドマン・サックス
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
訣別 ゴールドマン・サックス
¥2,090
在庫なし
商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
インターン生は徹底的に質問攻めにされる。そこで求められるのは知識と正直さであり、嫌われるのは嘘とごまかしである。 新規公開株の主幹事は会社と顧客の利益相反を抱える。会社の問題点に精通しながら、顧客にはなるべく高く売ろうとするからである。 先物取引の起源は農家が収穫時の販売価格をあ...
インターン生は徹底的に質問攻めにされる。そこで求められるのは知識と正直さであり、嫌われるのは嘘とごまかしである。 新規公開株の主幹事は会社と顧客の利益相反を抱える。会社の問題点に精通しながら、顧客にはなるべく高く売ろうとするからである。 先物取引の起源は農家が収穫時の販売価格をあらかじめ決めてリスクヘッジすることである。これを株式に応用したのが先物取引である。 人事評価から人格面の考慮が無くなり、売上という数字の評価のみになっていった。 06年頃から投資より自己資金による投機が収益のメインと変わっていった。顧客は助言相手から取引相手に変わった。利益相反を敢えて選ぶという理屈がまかり通っていた。資金調達契約書の中断条項を厳格に主張し顧客の現金引き出しは中々認めないようになった。 08年サブプライムローンにより、メリルリンチはバンク・オブ・アメリカに吸収されリーマンブラザーズは倒産した。GSは政府から金利ゼロで借入可能な銀行に業務転換した。投資銀行ではなくなった。 質問の仕方を知らない顧客はカモにされた。短期的な利益をを欲しがるようになった。かつての長期的に貪欲であれという格言は忘れられかけていた。 2010年、証券取引委員会からサブプライムローン販売時の説明義務違反により詐欺罪で提訴される。複雑怪奇な金融商品は顧客どころか作り手さえも理解できていないことがある。 サハラ砂漠で氷を売る連中が出世し、いい奴は出世できない状況が生まれていた。
Posted by
最初に知ったゴールドマン・サックスのことは就活時代で、「ケタ違いの年収」の企業というイメージしかなかった。そんなゴールドマン・サックスのここ十数年の変遷を一社員の立場から語った一冊がある、と知って読んでみた一冊。グラウンド・ゼロの頃にNYを訪ねたことがあったけど、まさにそのときに...
最初に知ったゴールドマン・サックスのことは就活時代で、「ケタ違いの年収」の企業というイメージしかなかった。そんなゴールドマン・サックスのここ十数年の変遷を一社員の立場から語った一冊がある、と知って読んでみた一冊。グラウンド・ゼロの頃にNYを訪ねたことがあったけど、まさにそのときに著者もそこにいたそうで少し縁を感じたりもしました。ただ、この本を読んでやっぱり環境が人を鍛える部分が大いにあるように感じましたね。しんどい思いをして、期待に応えて競争に勝って仕事を続けてきた人でないと身につかないものってやっぱりあるなと思います。そんな時期の工夫について、実力を認めてもらうためにできることを自分もまだまだ考えていかないとなと思わされた一冊でした。
Posted by
160730 中央図書館 南アフリカ出身の著者。綿密でありかつ物怖じせずに献身的に仕事をするユダヤ人という像。スタンフォードを出て、ゴールドマンサックスで過ごした10年の自伝のようなもの。 投資銀行、トレーディング、デリバティブを説明する金融入門のカラーは薄い。むしろ、インターン...
160730 中央図書館 南アフリカ出身の著者。綿密でありかつ物怖じせずに献身的に仕事をするユダヤ人という像。スタンフォードを出て、ゴールドマンサックスで過ごした10年の自伝のようなもの。 投資銀行、トレーディング、デリバティブを説明する金融入門のカラーは薄い。むしろ、インターンシップの中身や、組織内での振る舞い方、人事評価の要諦が、アメリカの中のアメリカらしいウォール・ストリートのトップ企業ではどのように考えられているのかが、非常にクリアに記述されているので、「ライトスタッフ」や「ハーバード・ロースクール」のように知的なことや世俗的成功にアグレッシブな考え方を持つ人向けの修養読み物なのかもしれない。 テーマは、サブプライム問題以降、ゴールドマンサックスが誠実さやチームワークや顧客への忠誠心が希薄になってしまったという主張。
Posted by