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魔術的リアリズム 二〇世紀のラテンアメリカ小説 水声文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 水声社 |
| 発売年月日 | 2012/10/20 |
| JAN | 9784891769185 |
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魔術的リアリズム
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良本。以下読書メモ 『魔術的リアリズム 二十世紀のラテンアメリカ小説』 「魔術的リアリズム」 1920s フランツ・カー p31 シュルレアリスム「晩秋の遊び」 ①アストゥリア②カルペンティエル③ピエトリ 1930s パリを去りゆく作家たち 40s 社会闘争との関連 ①キ...
良本。以下読書メモ 『魔術的リアリズム 二十世紀のラテンアメリカ小説』 「魔術的リアリズム」 1920s フランツ・カー p31 シュルレアリスム「晩秋の遊び」 ①アストゥリア②カルペンティエル③ピエトリ 1930s パリを去りゆく作家たち 40s 社会闘争との関連 ①キューバ 驚異(←西欧的感覚にすぎない)的現実 『とうもろこし人間』 第一次魔術的リアリズム袋小路 驚異をそのまま表現すればよいわけではない 小説に固有の領域 1950s 土壌整う メキシコ文学からの新しい動き ①ファンフォセ・アレオラ ②フアン・ルルフォ 1951 メキシコ作家センター ①の「転轍手」秩序の転換 ②沈黙 死のリアリズム 生と死のあわいの世界(p84 89) 線状ではなく「時間が後戻りするような静態」と「後から後から押し寄せてくる動態」の組み合わせ アブンディオ 循環構造 主観的世界の客観化 60s ガルシア・マルケス 『百年の孤独』 祖母の語り p99 静的部分は皆無 物語自体が語り手に P104 「氷」のように大半の読者にとって「日常的」な事態に「奇跡的体験」を見出す視線を身につける p105 超自然的出来事が起こっているわけではなく、超自然的出来事が起こっていると語り手が言っている 魔術的(=驚異的)とリアリズム(日常性)が見事に融合 『族長の秋』『至高の我』『方法再説』 独裁者(一人の人間の欲望を共同体に拡大させるという点において)は強力なライバル 独裁者の「脱神話化」 ✖時間の停止 永遠の反復 〇無時間性 原初的なメディアである声 独裁者自身が犠牲者に 独裁者の想像力を源泉にして(復讐的に) P122 伝奇集 1955 ・エンリケ・アンテルソン・インベルト フランツローが提起者であることを明記しつつ「魔術的リアリズム」を芸術から文学へ ・新聞 1948 ウスラル・ピエトリ 55 アンヘル・フォーレス 64 シーモア・メントン P125 ルイス・レアル ルシラ・イネス・メネ 「魔術的リアリズムの理論的定式化に向けて」 P128 ~ラプラタ(幻想文学、60s以降には下火に)との違い 「知覚の自動化を崩し、現実世界を違った角度から捉えようとする」→「異化」 魔術的リアリズム ①異化:「歪んだ」視点②共同体:「狂気」「孤独」→「日常」(驚き・異常) 幻想文学 ①論理的②語りては非論理的視点と同化しない 自律した世界 現実世界の側面を照らす 幻想文学 ◎ボルヘス型:現実世界と独立した世界 酩酊 ◎コルタサル型:現実世界を加速させる チリ ホセ・ドノソ オブセッション 祖国以外のラテンアメリカ諸国 ブエノスアイレスに滞在 『夜のみだらな鳥たち』 レイナルド・アレナス キューバの静的リアリズム 1980s 魔術的リアリズムの大衆化 82 ユイサベル・アジェンデ『精霊たちの家』
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ガルシアマルケスの「百年の孤独」と「族長の秋」をメインとして、魔術的リアリズムと呼ばれるジャンル(特に、ラテンアメリカ作家のもの)の中身や歴史を解説している。 魔術的リアリズムの定義やその中身については、読んでてそこまで分からなかったので面白かったし、ボルヘスらとの違いやガルシ...
ガルシアマルケスの「百年の孤独」と「族長の秋」をメインとして、魔術的リアリズムと呼ばれるジャンル(特に、ラテンアメリカ作家のもの)の中身や歴史を解説している。 魔術的リアリズムの定義やその中身については、読んでてそこまで分からなかったので面白かったし、ボルヘスらとの違いやガルシアマルケスの「模倣者たち」との違いも知識として勉強になった。 序盤は知識の羅列ぽくて退屈かと思ったが、ガルシアマルケスの話あたりから本領が発揮され始める感がある。
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ラテンアメリカの小説=“魔術的リアリズム(マジック・リアリズム)”という印象は何となくあったけれど、実際「魔術的リアリズム」はどんな定義なのか、という疑問が氷塊する好著だと思う。 記述のスタイルは多少学術的な感じがするけれど、ガルシア=マルケス、ボルヘス、カルペンティエール、バル...
ラテンアメリカの小説=“魔術的リアリズム(マジック・リアリズム)”という印象は何となくあったけれど、実際「魔術的リアリズム」はどんな定義なのか、という疑問が氷塊する好著だと思う。 記述のスタイルは多少学術的な感じがするけれど、ガルシア=マルケス、ボルヘス、カルペンティエール、バルガス=リョサ(本書では“ジョサ”と表記)、ドノソといった作家の作品を読んだことがあったり、ラテンアメリカ文学そのものに興味があればなんのことはないはず。 魔術的リアリズムの始原から、ブーム、大衆化という時系列的な流れでたどるので、その順番に色々な小説を読みたくなってしまう。ブームの頃をオンタイムで味わっていないし、これまでそこまで身近にラテンアメリカ小説があったわけでわなかったので、その辺りの事情を把握するにはうってつけかもしれない。 さて、肝心な魔術的リアリズムの本質だけれども、著者が一言でまとめている箇所によれば 非日常的視点を基盤に一つの共同体を作り上げ、そこから現実世界を新たな目で捉え直す としている。 もちろんこの部分だけ読んだってそこまでピンとくるわけではないから、アストゥリアス『グアテマラ伝説集』やカルペンティエール『この世の王国』からアジェンデ『精霊たちの家』までさまざまな小説を取り上げながら論じているわけだけれども。 結びでエルネスト・サバトが提起していた「フィクションの矛盾」についての言葉が引用されているが、それをここでもそのまま引用しておく。 良い小説の特徴は、読者を作品世界に引きずりこんで現実から切り離し、まわりを忘れるほど夢中にさせてしまうところにある。にもかかわらず、それが身の周りの現実をしっかりと暴き出していることに変わりはないのだ。 シンプルだけれど、まさしくそうだと首肯かざるをえない。 最後に、本書で挙げられている「魔術的リアリズムを理解するためのブックガイド」の本を列挙しておく。なお、本にはそれぞれの作品に解説が添えられている。 *ミゲル・アンヘル・アストゥリアス『グアテマラ伝説集』 *アドルフォ・ビオイ=カサーレス『モレルの発明』 *ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』 *アレホ・カルペンティエール『この世の王国』 *フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』 *カルロス・フエンテス『済みわたる大地』 *マリオ・バルガス=リョサ『都会と犬ども』 *ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』 *ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』 *ガブリエル・ガルシア=マルケス『族長の秋』 *レイナルド・アレナス『夜になるまえに』 ちなみに個人的にはドノソ『夜のみだらな鳥』、マルケス『族長の秋』をものすごく読みたくなったのだけれど、前者は古本でしか手に入らない上、けっこうな値段がついている…。
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