商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/10/17 |
JAN | 9784087206616 |
- 書籍
- 新書
あの日からの建築
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あの日からの建築
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商品レビュー
3.9
28件のお客様レビュー
すごくよかった。 日本で建築家が社会に頼られない存在になったのは、昔からじゃない。 建築は抽象的なものじゃない。コンセプトやパースでは語れない。コミュニティの実現まで考えているのか? 論理の構築でものは決まらない。頭で考えたことは三日で変わるが、体でやりたいと考えたことは一生変わ...
すごくよかった。 日本で建築家が社会に頼られない存在になったのは、昔からじゃない。 建築は抽象的なものじゃない。コンセプトやパースでは語れない。コミュニティの実現まで考えているのか? 論理の構築でものは決まらない。頭で考えたことは三日で変わるが、体でやりたいと考えたことは一生変わらない。体中でやりたいと言えるようになることは大事。感情を表して、議論をすることはそういう事。 ふらっと近所の人と話せる場所が、コンテナハウスのように、壁だけで区切って良いのか 建築の意見を言え
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東日本大震災を通して筆者が見出した建築の本来あるべき姿が語られている 安藤忠雄の自伝で語られていた内容と一部通ずるものがある 現在の資本主義は技術万能の近代主義の都市を作り上げ、建築家はその経済、資本を目に見える形にする、その道具に成り下がっている 故に住まう人の心に寄り添うこ...
東日本大震災を通して筆者が見出した建築の本来あるべき姿が語られている 安藤忠雄の自伝で語られていた内容と一部通ずるものがある 現在の資本主義は技術万能の近代主義の都市を作り上げ、建築家はその経済、資本を目に見える形にする、その道具に成り下がっている 故に住まう人の心に寄り添うこと、建築の先にある生活、すなわちリアリティを感じること、社会とともに集団で作り上げるという本来の建築の形をおざなりにしてしまっているのだ 著者は震災復興における"みんなの家"プロジェクトを通して、建築が本当の意味で社会にもたらしているものを感じ取り、そこから湧き上がる信念を具現化し、さらに引き継ごうとしている また、建築をつくるとは内外を切り分ける行為であるのに対し、著者は内外を隔てる建築の境界を極力弱いものにすることで、人々が自由で居心地よく過ごせる建築を作りたい、この矛盾を認識したうえであえてこのテーマに挑戦したいと考えており、それが彼を動かすエネルギーになっている。 ✏建築家は皆、社会のためにと考えながら建築をつくっているのに、所詮は作品という個人的表現に行き着いてしまう。つまり近代的自我を捨てることができない。
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3.11後の被災地に於ける有名建築家の方々の建築について調べる機会があり、その中の一つ、伊東さんの「みんなの家」に興味を持ち本書を読むことに。 多分3.11前から伊東さん自身、現代の建築のあり方についてモヤモヤされてたのが、3.11が起こってその疑念が確信に変わったんじゃ無いか...
3.11後の被災地に於ける有名建築家の方々の建築について調べる機会があり、その中の一つ、伊東さんの「みんなの家」に興味を持ち本書を読むことに。 多分3.11前から伊東さん自身、現代の建築のあり方についてモヤモヤされてたのが、3.11が起こってその疑念が確信に変わったんじゃ無いかなぁと本書を読んで思いました。 使う側とコミュニケーションを取りながら創る、確かに効率や利益だけ考えれば特に現代では難しく避けられがちな方法ですが、使う側に寄り添ったからこそ、伊東さんの「みんなの家」は結果被災地の方々に受け入れてもらえたんだなぁと思いました。 伊東さんの丁寧な性格がそうさせているのか、これ程有名な建築家の方が書かれた本なのに堅苦しくなくスラスラと読むことができました。注釈も沢山載せてくださってるので、建築の知識が乏しい私でも読みやすかったです。
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