商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アルファポリス/星雲社 |
発売年月日 | 2012/10/15 |
JAN | 9784434170898 |
- 書籍
- 文庫
蛟堂報復録(5)
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蛟堂報復録(5)
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
確かに鍾馗の言うことは間違ってはいないし、信太郎の言い分も分からなくはないと思うからこそ複雑な問題なんだと思う。 身に覚えがないとは言い難いので気を付けたい「姥捨て山」。 一部を切り取ればハッピエンドだが、文香にしたら救いがない気がする。 権力のある酒乱は厄介という教訓を残した...
確かに鍾馗の言うことは間違ってはいないし、信太郎の言い分も分からなくはないと思うからこそ複雑な問題なんだと思う。 身に覚えがないとは言い難いので気を付けたい「姥捨て山」。 一部を切り取ればハッピエンドだが、文香にしたら救いがない気がする。 権力のある酒乱は厄介という教訓を残した「打金磚」。 いっそ彼のように自由気儘に生きることができたらベストではなくともベターな人生であったとか思いながら死ぬことができるのかもしれない。 自分は嫌いじゃないし、このようなキャラクターは創作物の中にいるのであれば、むしろ好きと言えるのかもしれない。 彼女があそこまで彼を憎んだのは、遊びだと割り切ることもできないくらい彼のことを愛していたからだと思うと、陳腐な言い方だが、何て罪な男なのだろう。 元となった作品の方も、とても印象的なものだった「ドン・ジュアン」。 ちなみにドン・ジュアンというのは英語読みであり、伝説の色事師の出身地であるスペイン語での読みはドン・ファンで、英語のwomanizerと同じ意味らしい。
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今回は「ドン・ジュアン」が良いかな。自らの生い立ちや悪意を肯定して死に向かう諦感がイヤミなく描かれていると思います。
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シリーズ5作目 3編収録 5作目ともなればお約束感が否めないのも仕方ないですが、今回は少し変えてきましたね。 読後感の悪さはなくなりましたが、なんか切ない。特に「姥捨て山」は、切なくてやりきれない。 誰にでも起こりうる、と言うか何処にでもある、と言うか。 けれど、何があっても何...
シリーズ5作目 3編収録 5作目ともなればお約束感が否めないのも仕方ないですが、今回は少し変えてきましたね。 読後感の悪さはなくなりましたが、なんか切ない。特に「姥捨て山」は、切なくてやりきれない。 誰にでも起こりうる、と言うか何処にでもある、と言うか。 けれど、何があっても何処まで行っても親は親なんですね。 本作では「ドン・ジュアン」が好み。 と言うより、安心して(?)読めた。 今後の進展が気になる所なんですが、うーん。 続編読むか迷い中。 (今月新刊出ましたよね?) まぁ、何だかんだ言っても結構好きなシリーズなので、とりあえず読むんだろうな。
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