商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/09/14 |
JAN | 9784087206579 |
- 書籍
- 新書
視線がこわい
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視線がこわい
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商品レビュー
2
4件のお客様レビュー
うーん、色んな観点から視線を扱おうとしてたのは分かるけど、科学的なとこも女性恐怖も神経症も柳田国男も、んで最後の学習のない反射的な他者拒絶も、どこか浅さを感じてしまった。筆者自身の体験も深堀ってほしかったし、これでは視る視られるということが何かすらよく分からない。
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他人の視線が自分を嘲笑している、軽蔑している。また逆に、自分の視線が相手に不快感、嫌悪感を与えているのではないか。不安が増大し、ひどくなると社会生活の場からドロップアウトの選択を迫られる。 病理(強迫神経症など)の一種と隔離することは容易いが、大なり小なり声に出せぬ思いを抱えてい...
他人の視線が自分を嘲笑している、軽蔑している。また逆に、自分の視線が相手に不快感、嫌悪感を与えているのではないか。不安が増大し、ひどくなると社会生活の場からドロップアウトの選択を迫られる。 病理(強迫神経症など)の一種と隔離することは容易いが、大なり小なり声に出せぬ思いを抱えている者も多いのではないか。微小なウィルスもひとたび世に蔓延すれば、社会内問題として注視を余儀なくされることとなる。 古今東西広く生物学的な、あるいは文化生成面での、近代以降日本における、視線という存在。 森田療法の実際について、ともすれば概念の紹介で見過ごしてしまいがちなところ簡潔にまとめられていていたのは有り難かった。 終盤、現代日本社会(特に都市圏)における視線のメカニズムは社会学で言うところの「儀礼的無関心」を心得ていれば新鮮味はないが、 「被害妄想を幾度疑った上でも、それでも確かに人々は私に睨みを効かせ、舌打ちをしていたのだ」 からがらの告白にはいよいよ我が意を得たりという思いであった。 とはいえ、森田療法に成功しても、無限地獄を脱し四諦の境地を垣間見たとしても、歪んだインフラの中に身を置く限り持続可能性は低迷の一途ということになりかねない。随所に散りばめられた先達の「まなざし」を「共視」しさらなる知見を重ねたい。 cf. 小町谷朝生『地の眼・宙の眼・視覚の人類史』 P.K.ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』 映画『カッコーの巣の上で』 ベネディクト『菊と刀』 土居健郎『甘えの構造』
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タイトル見て、自分のことやんかって思って、こんな本出たんやったら絶対読みますよね。 視線恐怖のことに関してはあまりページが割かれていないので、内容としてタイトルからは離れているかもしれへんけども、それでもけっこうおもしろい内容でした。 ただ、数少ない視線恐怖の話のときは共感しまく...
タイトル見て、自分のことやんかって思って、こんな本出たんやったら絶対読みますよね。 視線恐怖のことに関してはあまりページが割かれていないので、内容としてタイトルからは離れているかもしれへんけども、それでもけっこうおもしろい内容でした。 ただ、数少ない視線恐怖の話のときは共感しまくってしまった。 「見るなの禁」の話が印象的。「視線」についての話が意外と掘り下げられていた。
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