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空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/09/20 |
JAN | 9784087468823 |
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空白の五マイル
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空白の五マイル
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商品レビュー
4.3
91件のお客様レビュー
ツアンポー渓谷はこの本を読むまで聞いたこともなかったが、読んでいてとてもワクワクした。 ただの個人の探検の記録ではなく、なぜツアンポー渓谷に挑むのか、過去の探検家の挑戦の歴史とともに伝えている所が良い。 読後にグーグルアースで探検の足跡を辿るのも楽しかった
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なんだろうな?探検とは? 探検家に魅了される秘境? 一度自転車で日本一周したら、その虜になり、アルバイトして何度も行きたくなるとか。 僕の場合、ジョギングの魅力を知ったが最後、どんなに、足の怪我に悩まされても、走ることをやめられないということとか。 ギャンブルと同じなのかも...
なんだろうな?探検とは? 探検家に魅了される秘境? 一度自転車で日本一周したら、その虜になり、アルバイトして何度も行きたくなるとか。 僕の場合、ジョギングの魅力を知ったが最後、どんなに、足の怪我に悩まされても、走ることをやめられないということとか。 ギャンブルと同じなのかも?と思ったりした。 一度探検の魅力を知ってしまうと、また探検したくてたまらなくなるのではないか? それはもう、探検したことのない人には、理解できないのではないだろうか? なぜ命を落とす危険性があると知りながら、人は未開地?秘境?を目指すのか? なんとなく想像するに、 血湧き肉躍る高揚感?危険と隣り合わせの状況に放り込まれてこそ、「生きている」という実感を、リアルに感じ取ることができるのではないか? そんな気がする。 ギャンブルで大勝ちした時と同じく、エンドルフィンがドバドバ出るような経験って、日常生活ではあまりないですよね。 比較対象をギャンブルに置いてしまったが、無論そんなもの、実際には比較にならないのかもしれない。 それはもう、探検を実際に行った人でないと理解することはできない、ですよね。 誤解を恐れずに言えば、ある意味不幸な生き方と言えるかもしれない。 極限的な状況に身を置かなければ、生を実感できないのだから。 この著者の本は、2冊目なのだが、今回はあまり感情移入できなかった。 探検は素晴らしいのか? 正直僕はそうは思えない。 リスクとお金がかかる趣味だな。 そんな印象。
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角幡唯介さん「空白の五マイル」、チベット•ツアンポー峡谷の人跡未踏の秘境の地に魅せられた探検家の作者が自ら足でその軌跡を残すノンフィクション探検譚。 凄く興奮させられる緊張感漂う物語だった。この場合物語というよりは体験談といった方が適切だろう。 その作者の体験談が凄いとしか言...
角幡唯介さん「空白の五マイル」、チベット•ツアンポー峡谷の人跡未踏の秘境の地に魅せられた探検家の作者が自ら足でその軌跡を残すノンフィクション探検譚。 凄く興奮させられる緊張感漂う物語だった。この場合物語というよりは体験談といった方が適切だろう。 その作者の体験談が凄いとしか言いようがない。 すぐ隣にある「死」を感じながらの極僻地での「生」の物語。 並大抵の物語ではない、ストイックの極みであり、精神と時間の究極の濃厚さが描かれている。 この作品の最後、作者があとがきで何故危険と知りながらも探検するのか?という問いに対しての気持ちを回顧録みたいに語っている。 我々人間の本能的で遺伝的な「人間の業」みたいなものなのだろう。 意識の中で眠っている本能。 呼び起こすか呼び起こさないか? それを行動に移すか移さないか? 自己権威欲からくる人跡未踏への野望、自己アイデンティティーの存在証明。 読んでいる最中はある意味で仏教信仰の悟りへの修行に近いものにも似ているとも感じた。 俗世界を経ち、自らを極めて困難へ追い込む事で得られる物がある、あると信じるからこそ動き出せる。 きっかけは興味からだっただろうが、その世界に魅せられ引き込まれてしまったのだろうと感じる。 孤高の探検に魅せられた作者のその血は、正にツアンポー川の激しい濁流の持つ流れと同じ類いの共通する一側面を感じさせたのかもしれない。 天秤にかけたとしたら、結果という成果を得るという事よりもその前段階の挑戦という信念とその好奇心の方が圧倒的に強烈に重いのだと思う。 とにかく凄い作品だった。
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