エクセレント・ホスピタル メディカルコーチングで病院が変わる

クィント・D.ステューダー(著者), 鐘江康一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
• 発売年月日: 2011/07/01
• JAN: 9784799310311

商品レビュー

2012/07/22

病院評価の決定的な指標ってなんだろうなあと思っていた時に見つけた本。「最高の病院になるための、メディカル・コーチング」という考え方に惹かれて読み始めました。

改めて思ったのは、医療という業界は特殊と思いがちだけれど、サービス業という原点に立ち戻ることが、健全な病院経営を実現するスタートなんだよなあということ。どんな職場でも、そこで働く人々が、自分の役割やその意義を理解して、感謝される喜びを感じながら取り組むことによってこそ、提供する価値の質が本物になる、と。ポーターよりもバーニー的なアプローチという感じです。更に、それを病院運営のなかで実現するには、具体的にどういうアクションが有効かということについて、丁寧に紹介されています。実用書としても有効と思います。

内容とは少し離れるけれど、私自身がこの本に気付かされたのは、自分が理解し作り出せる価値は、やっぱりコミュニケーションベースなんだなあということ。仕事柄、医療現場を技術視点で見なきゃいけないと思ってしまいがちなんだけれど、自分の軸を見失っちゃうと、道に迷うなあと。

ともあれ、読んで良かった一冊です。
多くの病院経営者や事務長さんに読んでいただきたい！

2012/04/24

目次
イントロダクション　医療の「はずみ車」
第1の原則　最高の病院になることを決意する
第2の原則　重要な指標を測定し、改善する
第3の原則　サービス志向の文化をつくる
第4の原則　リーダーを育成する
第5の原則　職員の満足度に重点を置く
第6の原則　職員一人ひとりに責任感をもたせる
第7の原則　個人の行動を、組織のゴール・価値観に合致させる
第8の原則　すべての職員とコミュニケーションをとる
第9の原則　成功を認め、讃える

2012/04/15

2012年3月

医療に携わる人の根本原則に立ち返らせてくれる

5つの柱
人材➡医療の質➡成長➡サービス
➡➡財務
人生の意義
やりがいのある仕事
人の命に違いをもたらす

第二の原則
重要な指標を測定し、改善する
データを示すことで行動変容
頻繁に測定
満足度に大きな影響をもたらす因子
コミュニケーション
pain management
personal needs
response to call lights

⇒改めてデータ分析の重要性を再認識。頻繁に測定するのは盲点だったが、
ダッシュボードのコンセプトには会う気がする。