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江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記
1,540円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2012/07/25 |
JAN | 9784396633929 |
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江戸の茶碗
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江戸の茶碗
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
女性作家が描く時代小説も 大好きだが、この本の作家中島要氏の本も大好きである。 着物の柄やそれに合わせた色合い。 日本独特の色柄など、描き方が、素敵で、シリーズ物を読んでいた。 これは、今まで、読んだことの無い貧乏浪人が主人公。 その主人公も 飲んだくれでニートのような生活を...
女性作家が描く時代小説も 大好きだが、この本の作家中島要氏の本も大好きである。 着物の柄やそれに合わせた色合い。 日本独特の色柄など、描き方が、素敵で、シリーズ物を読んでいた。 これは、今まで、読んだことの無い貧乏浪人が主人公。 その主人公も 飲んだくれでニートのような生活をしている赤目勘兵衛。 余り表向きは、小説には、手助けする時にだけ、登場で、長屋の住人の生活で、難儀している事柄から、話が進んで行く。 7話からなる。 最初の話は、この本の題名の話である。 親の代から人の良い兄妹。 人の騙されながらも、自分たちは、まっすぐな性格。 この兄妹が、偽物茶碗を浪人勘兵衛が、目利きを紹介するのだが…… 妹は、嘘をつけず、割ってしまう。天下の名品も有名人が価値を認めたら、それが名品となる。 物の価値を江戸っ子の正直を表す品に換えてしまった。 母子家庭の男の子の寝小便も、浪人の勘兵衛、気になって、母親の仕事中に、預かるなど、人の良さを伺われる。 嫁入り問答も、長屋の住人の駕籠かきの2人が、跳ねっ返りのお嬢様をどのようにして、おさめていくのか… 最後のおちが、「かつぐ(担ぐ)のが商売だ!」と、落語のようなおちで終わるのには、面白い。 最後は、寝小便をしていた定吉の母親と浪人の2人の話。 今まで、ちょっとした事にモヤモヤしていた子供でなく、人間関係の感情の複雑さも理解出来る子供になっていた。 面白かった。
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江戸時代の人情ものが好きです。 こちらは、海の底(底辺のさらに底辺)に安い店賃を誇る松蔵長屋が舞台の短編集です。 そこに住む、日がな1日飲んだくれている貧乏浪人、赤目勘兵衛。 頼りになりそうもないそんな浪人が、他の住人たちの抱える悩みや困りごとを解決していってしまいます。 結局...
江戸時代の人情ものが好きです。 こちらは、海の底(底辺のさらに底辺)に安い店賃を誇る松蔵長屋が舞台の短編集です。 そこに住む、日がな1日飲んだくれている貧乏浪人、赤目勘兵衛。 頼りになりそうもないそんな浪人が、他の住人たちの抱える悩みや困りごとを解決していってしまいます。 結局、赤目勘兵衛の正体(アカンベエだなんて明らかにふざけた偽名)は、判ったようなわからないような。 ただ、真っ正直に生きていれば報われると信じることができる短編集は、とても面白かったです。 続編があるなら読みたいし、中島要さんの他の作品も読んでみたいです。
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貧乏長屋の松蔵店を巡る人情噺。主役は浪人の勘兵衛だが、支え合って生きて行く長屋の誰もが主人公。続編が気になって仕方が無い。
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