商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/07/20 |
JAN | 9784087468557 |
- 書籍
- 文庫
ジパング島発見記
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ジパング島発見記
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商品レビュー
3.3
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
#フロイス #山本兼一 フロイス報告読んだら似たような話がある たぶん、イエズス会記録から生み出した小説だろう 主人公の性格色付けが明確な山本先生の物語は分かりやすいから腑に落ちます 銀の島(うろ覚え)もワクワク読んだハズ!
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『利休にたずねよ』『火天の城』といった作品が映画化された小説家、山本兼一。 「特殊な技術技能を磨くことで戦国時代を生き抜いた人物」を主人公にするという、こだわりのある作家さんだなあという印象を持っていました。 その山本兼一の文庫化されている作品の中で、まだ読んでいない作品が書店に...
『利休にたずねよ』『火天の城』といった作品が映画化された小説家、山本兼一。 「特殊な技術技能を磨くことで戦国時代を生き抜いた人物」を主人公にするという、こだわりのある作家さんだなあという印象を持っていました。 その山本兼一の文庫化されている作品の中で、まだ読んでいない作品が書店に並んでいたので、読んでみることにしました。 この作品は、連作短編集。 各作品の主人公は、火縄銃を日本に持ち込んだゼイモト、キリスト教を伝えたザビエルなど、戦国時代に日本に渡来したヨーロッパの人たちです。 ヨーロッパから見ると東の果ての、日本。 なぜ「最果ての地」日本に来ることになったのか、何が目的だったのか、日本に来てどのような感想を持ったのか・・・などが、各作品で描かれています。 この作品を読んで、当時のヨーロッパの人たちは、貿易や布教といった面での実利を冷静に考えて、組織的に日本にアプローチしていたのだなあと、理解しました。 そしてこの作品のテーマである、「ヨーロッパ人から見た日本」については、文化的にかけ離れた日本・日本人を見てとにかく、軽蔑した人たちと、違いを踏まえつつも日本文化の良い面を肯定的に捉えた人たちがいたのだなあと、感じ取らせてもらいました。 著者は残念ながら、50代の若さで亡くなってしまいましたが、作品を読んで感じたことを、自分の中で大切にしていきたいと思います。
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戦国時代を当時の日本人から見るのではなく、冒険商人やキリスト教の伝道師など、西洋人7人の視点から描いて見せてくれる、同じ時代小説でも重くならずに軽いノリが特徴的である。秀吉のキリスト教弾圧までは書かれていない、知りたい方は遠藤周作『沈黙』を読むべし。
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