1,800円以上の注文で送料無料

  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

誉れあれ 札幌方面中央警察署南支署 双葉文庫

東直己【著】

追加する に追加する

¥838

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2012/07/13
JAN 9784575515114

誉れあれ

¥838

商品レビュー

3.5

12件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/12/22

警察組織内部の腐敗に支署が挑む。 ハードボイルド作品が多い東氏だが、本作は主人公が新米ということもあり、ライトな路線。 とは言え、人間を自殺に追い込む洗脳の場面は中々に堪える。カルト教団のそれと遜色ない。 所々に入る笑いどころがなんとも堪らない。 ただ、個人的にはやは...

警察組織内部の腐敗に支署が挑む。 ハードボイルド作品が多い東氏だが、本作は主人公が新米ということもあり、ライトな路線。 とは言え、人間を自殺に追い込む洗脳の場面は中々に堪える。カルト教団のそれと遜色ない。 所々に入る笑いどころがなんとも堪らない。 ただ、個人的にはやはり東直己はハードボイルド長編が好みだな。

Posted by ブクログ

2018/06/15

日頃から反目し合う二つの警察署、中央署と南支署。ある日、未解決事件を調べていた南支署の新米巡査が、犯人グループに拉致された。危ういところを助けだされるが、その後、真相に蓋をするような圧力が中央署からかかる。そんな中、中央署の刑事のエスだと噂される男がベレッタを持って南支署に自首し...

日頃から反目し合う二つの警察署、中央署と南支署。ある日、未解決事件を調べていた南支署の新米巡査が、犯人グループに拉致された。危ういところを助けだされるが、その後、真相に蓋をするような圧力が中央署からかかる。そんな中、中央署の刑事のエスだと噂される男がベレッタを持って南支署に自首してきた。しかし、男は何故か「自首を揉み消さない」という念書を書かない限り、証言はしないと言いだし黙秘する。中央署でいったい何が起こっているのか?身内の犯罪を暴くため、支署の刑事たちは深く静かに捜査を開始するー。

Posted by ブクログ

2017/05/08

東直己には珍しい、視点が次々に移り変わる形式。 著者特有の軽妙さは抑えられているものの、ソリッドでタイトな文体の中にやはり軽やかなユーモアが散りばめられており、気持ちいい。 北海道警察の闇をフィクションの形で告発する作品は著者の小説には多いが、そのような腐敗した警察に善の警察...

東直己には珍しい、視点が次々に移り変わる形式。 著者特有の軽妙さは抑えられているものの、ソリッドでタイトな文体の中にやはり軽やかなユーモアが散りばめられており、気持ちいい。 北海道警察の闇をフィクションの形で告発する作品は著者の小説には多いが、そのような腐敗した警察に善の警察を対置するという、面白い構図。警察のえげつなさを描くのが得意な著者だからこそ、善を求める警察官を物語の中に作り出したことの希望が際立つ。 再読。 再再読。少し気弱だけど貪欲に学び小さな工夫を重ねるキゼツの健気さに感動する。一年目ってそういう感じだよね。社会人一年目から三年目までの人にオススメー。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品