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加島祥造【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2012/06/30
JAN 9784093882491

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商品レビュー

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2026/09/13

前作『求めない』の後に、著者がたどり着いた境地を描いたのがこの詩集だ。 そこで語られるのは、私たちの中にある二つの自分についてだ。一つは、素直な心を持ち、何も求めていなかった「はじめの自分」。もう一つは、成長とともに社会のルールや競争に揉まれ、変化していった「次の自分」だ。 ...

前作『求めない』の後に、著者がたどり着いた境地を描いたのがこの詩集だ。 そこで語られるのは、私たちの中にある二つの自分についてだ。一つは、素直な心を持ち、何も求めていなかった「はじめの自分」。もう一つは、成長とともに社会のルールや競争に揉まれ、変化していった「次の自分」だ。 著者は、二つの自分を、自然(天や地)とつながる縦の軸と、人間社会で他者とつながる横の軸になぞらえる。人間関係を築きながら生きるには、社会のルールを受け入れることも必要だ。だが、そればかりに偏れば、周囲の目や未来への不安に縛られ、自分自身を見失ってしまう。 老子はいう。人は陽を背に負い、陰を胸に抱いて、和に向かって進むと。 社会で生きる自分が前面に出ることで、自然としての自分はいつしか忘れられていく。その不和に気づく人は、すでにタオの道にいる。 だが、自分の中の不和や悲しみ、恐れ、怒りを受いれたからといって、それらが消えるわけではない。著者はそう突きつける。それでも受いれると、それらは勢いを増さないのだ。 大自然の一部としてただそこにいる自分と、社会を器用に渡り歩く自分。この二つのバランスを保ち、消えない痛みをただ胸に抱くことこそが、私たちが健やかに生きるための智慧なのだ。

Posted by ブクログ

2026/01/20

加島祥造さんの詩集ですね。 加島祥造さん(1923~2015東京生まれ) 詩人、アメリカ文学研究者、翻訳家、随筆家、タオリスト、墨彩画家。数々の賞を受賞されています。  『受け入れる』の題名で小編の詩を連作された、すこし詳しく不思議な詩集です。  九十歳近い年齢で産み出された、人...

加島祥造さんの詩集ですね。 加島祥造さん(1923~2015東京生まれ) 詩人、アメリカ文学研究者、翻訳家、随筆家、タオリスト、墨彩画家。数々の賞を受賞されています。  『受け入れる』の題名で小編の詩を連作された、すこし詳しく不思議な詩集です。  九十歳近い年齢で産み出された、人生を見つめる感慨や教訓、想い等が次々に紡ぎ出されています。難しい言葉を使わずに、さりげなく語られていますから、受け入れやすいですね。  それぞれの小編に題名はありませんから、抜粋で紹介します。      自然はあなたを生み      生かしてゆく      あなたは       はじめ      自然のくれるエナジーを      受けいれて生きる      この関係は      一生涯続く      生きてゆくことの      根となって      この      はじめの自分こそが      一生涯      自然とつながる自分なのだ      受けいれるーーー      それは自分の      知と情のバランスをよくすることだ      感情は      求めずにいたいのに      知力は求めに求めて      感情を受けいれないーー      そんな自分の片寄りを      おぎなうことなんだ      天地自然が      万物を変化させている      しかしその変化は、大いなる      繰り返しでもある        ーー四季もそのひとつさ      天地自然でさえ      万物を変えるということは      変えないでいる  あとがきに『本書にある言葉はすべて、私の心に浮かんだものです。頭で考えたものではない。 私はどこかから聞こえた声をキャッチしてノートに書き付けたーー いわゆる、チャネリングに近いものでしょうか。』 と、綴られています。達観と言えるし、詩人の命のほとばしりが言葉に表れているようです!  仏法の説く『生命論』に近いですね。  優れた知性と実感が高度な仏教に近づく事は、数々の偉人にもありますので、加島祥造さんの叡智に共感を覚えました(=゚ω゚=)

Posted by ブクログ

2025/02/07

魂の芯から訴えかけられるような渾身のメッセージ集。活〈動〉の多い社会において〈静〉の方向性からアプローチする。

Posted by ブクログ

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