泉並木 (監修) 肝硬変や肝がんなど肝臓の病気は気づきにくく、自覚症状が出たときは、すでに悪化…。この本は、一番新しい治療法はもちろん、予防などの日常生活の注意点まで網羅した決定版の一冊。「沈黙の臓器」と言われている肝臓病は、自覚症状がほとんどないために、発症したときは重症化していることが多い。慢性肝炎の患者数は約130万人、そのうち3%の人が肝硬変へと進んでしまっているという。さらに、B型肝炎のキャリアが200万人以上いるとされており、日本人の死亡原因の第5位となっている。また、肝硬変の死亡者数は年間2万人を超えていて、肺がんで死亡する人よりも多いのも現実。肝臓の仕組みと働き、肝臓病の検査と診断、そしてB型肝炎などのウィルス性肝炎、アルコール性肝障害、脂肪肝、急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝がんなどの肝臓病の解説、さらに肝臓病の最新の治療法と薬に関しても詳しく、やさしく解説する。もちろん、肝臓病にならないということも大切なので、感染を防ぐ知恵と食生活の基本、そして運動や休肝日のことなど、日常生活についてもアドバイスしている。気づいた時にはもう「肝臓病」ということのないよう、肝臓に負担をかけない生活をし、肝硬変や肝がんで命を落とさないようにするために、ぜひこの本をしっかりと読んで、健康な毎日を送ろう!

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