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インビジブルレイン 光文社文庫
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インビジブルレイン 光文社文庫

誉田哲也(著者)

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インビジブルレイン 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介 暴力団のチンピラが殺害される事件が発生。組同士の抗争が疑われたが、捜査は膠着状態に。そんな中、警視庁捜査一課の刑事・姫川玲子たちは上層部から捜査線上に「柳井健斗」という名前が浮上しても、決して追及するなとの指示を受ける。命令に納得出来ない玲子は単身捜査に挑むが…。幾重にも隠蔽され、複雑に絡まった事件。組織の論理と真っ向から闘う中で禁断の恋に落ちた玲子。その行く末とは…?警察小説人気シリーズ第4作目となる長編。
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2012/07/12
JAN 9784334764333

インビジブルレイン

¥1,056

商品レビュー

3.8

390件のお客様レビュー

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2026/09/08

映画を観て面白かったので原作も読みました。 映画だと単独に動く規律を守らない玲子が目立ったけど、原作では上司が彼女のことを守っている描写があり良かった。 また、登場人物それぞれの視点から物語が進んでいるので飽きずに読み終えた。 犯人を知っているから驚くことはないかもと思っていたけ...

映画を観て面白かったので原作も読みました。 映画だと単独に動く規律を守らない玲子が目立ったけど、原作では上司が彼女のことを守っている描写があり良かった。 また、登場人物それぞれの視点から物語が進んでいるので飽きずに読み終えた。 犯人を知っているから驚くことはないかもと思っていたけど、川上と留美の関係には驚かされた。  映画を観た後だからこそ、場面が想像しやすく 原作を読んだからこそ映画では語られなかった意味が分かり楽しい読書だった。 映画も原作もどちらの展開も好きだなあ。

Posted by ブクログ

2026/09/07

暴力団員の殺害事件を追う姫川班に、「犯人は柳井健斗」という情報がもたらされる。ところが警察上層部から下されたのは、その名が捜査線上に浮かんでも追及してはならないという不可解な指示。組織の思惑が交錯する中、姫川玲子は一人で事件を追い始める。 これまで姫川班の仲間とともに捜査してき...

暴力団員の殺害事件を追う姫川班に、「犯人は柳井健斗」という情報がもたらされる。ところが警察上層部から下されたのは、その名が捜査線上に浮かんでも追及してはならないという不可解な指示。組織の思惑が交錯する中、姫川玲子は一人で事件を追い始める。 これまで姫川班の仲間とともに捜査してきた玲子が、今回は誰にも頼れず単独で動いていく。そこで浮かび上がるのは、一人で動く心細さと、これまで当たり前のようにそばにいた仲間の存在の大きさだった。 一人で強く生きてきた玲子だからこそ、仲間から離れたことで、自分の判断が自分だけでは済まず、仲間にも影響を及ぼすことを強く感じたのではないかと思う。組織を背負う以上、責任は一人だけのものではない。信念を貫こうとすればするほど、その信念がかえって行動の足枷になることもある。 さらに、ある人物との出会いによって、「警察官としての自分」と「素の自分」との間でも揺れる玲子。けれど、それは彼女にもどうすることもできなかったのだと思う。刑事としての信念も、一人の人間として抱いた感情も、どちらかが偽物なのではない。どちらも玲子自身なのだから。 そして、ある場面で語られる組織についての言葉にも胸が熱くなった。同じ形のまま永続することが大切なのではなく、新しいものを取り込みながら、それぞれが地に足をつけて踏ん張り、支えていく。その言葉は、組織というものの強さと脆さを同時に突きつけてくるようだった。 人と人との歯車が噛み合えば、組織は強くなる。けれど、一つ歯車が外れれば、その強さは思っている以上に脆く崩れてしまう。 組織の中で生きる個人と、その一人ひとりによって支えられる組織。その関係を強く感じた物語だった。 人はその中で迷い、傷つき、ときに見えない涙を流しながら、それでも歯を食いしばって前を向く。 読み終えたあと、『インビジブルレイン』というタイトルが静かに胸へ残った。

Posted by ブクログ

2026/09/05

インビジブルレイン 姫川玲子シリーズ四作目。 とあるヤクザの構成員の殺人事件を皮切りに過去に起きた女性の殺人事件が動き出す。 物語の進み方が面白く、警察側である玲子の視点、ヤクザ側である牧田の視点、そして謎の人物である柳井の視点で構成されており、玲子と牧田はそれぞれの目線からお互...

インビジブルレイン 姫川玲子シリーズ四作目。 とあるヤクザの構成員の殺人事件を皮切りに過去に起きた女性の殺人事件が動き出す。 物語の進み方が面白く、警察側である玲子の視点、ヤクザ側である牧田の視点、そして謎の人物である柳井の視点で構成されており、玲子と牧田はそれぞれの目線からお互いの描写、感情がわかる様に表現される。 玲子の心が揺れ動く場面、悪い事だと理解していても牧田に引かれていく心境であったり、牧田側でも警察である捜査員の女に焦がれていく様は妙に生々しい部分があり、今作の結末に大きく余韻を残す。 今までは曲者揃いであった捜査一課だが、今回のメンバーはかっこいい人達ばかり。姫川班の活躍は限られているが、上司である今泉や新しく登場した下井、そして相変わらず下品なガンテツも全てがチームとしてかっこよく描かれる。保身に走る官僚を尻目に真実に向き合う様がとても良かった。 今回、事件の部分については捻りが少なく、中盤以降のチグハグな具合の意味が結末でわかるが、何故そうなっていたのかは途中から推理できてしまう。ただ、物語がどうしても玲子、牧田に主軸を置いている為、トリックやどんでん返しの部分が少し物足りない。柳井目線は告白メモ程度の描写が多いが、中盤以降、もっと描写されれば、彼の発言の違和感に読者が気付き、更に作品を楽しめた様に思う。 玲子は感情的な部分を持ち合わせているが、今回は制御出来ないくらいに内面的な部分が出ている様に思う。本人は「裏切り」と言ってしまっているが、人間の本質的な感情であり、彼女の想いがどの様に昇華されていくのかも読み応えがあった。真犯人は誰かという部分が結果あっさりしてしまったが、群像劇的な構成に魅力を感じた作品だった。

Posted by ブクログ

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